1 健康長寿

人の寿命を握るテロメアとは !

細胞分裂の回数は年齢とともに減る

人は、細胞分裂をして、古い殻を脱ぎ捨てながら成長していきます。

しかし、年齢とともに細胞分裂の回数が減っていきます。

 

胎児のときは45回、成長期の終わりには25回、老年期は10回、

そして最後にゼロになるのが寿命だといえるのです。

つまり、細胞分裂の回数が人の寿命を握っているかのようなのです。

 

人の細胞には、分裂の回数を決める時計のような物質があります。

それが「テロメア」という物質です。

テロメアは、細胞核の中のDNAK「端の部分」にある結び目のようなものです。

 

遺伝子は、DNAの二重らせんによる撚り糸で、できています。

人は、それを正確にコピーして、後世へと伝達しています。

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テロメアの長さが回数を決める

細胞分裂という過程では、DNAの糸の端がほつれたり、絡んだりする

可能性があります。

糸の切り口が外に向いていると、他の遺伝子とくっついてしまったり、

絡み合ってしまったり、というトラブルがおきかねません。

 

そこで、DNAの端には、ほつれ防止の結び目である「テロメア」がついて

いるのです。

しかし、このテロメアには限界があります。

 

DNAは、分裂のときに「DNAポリメラーゼ」という複製酵素の働きによって

完璧に複製されます。

分裂すればするほど、テロメアは短く摩耗していくことになります。

 

幼児期のテロメアは長いのですが、20年、30年---と経つうちに、

少しずつ、そして確実にテロメアは短くなっていきます。

それにつれて、細胞分裂の回数は減っていきます。

 

そして、最終段階になると、細胞は分裂を停止します。

それが、細胞老化となるのです。

 

細胞分裂の数は、生まれながらに決まっていて、どんなに健康でも

それ以上生きることはできないのです。

テロメアは「細胞時計」とも呼ばれています。

 

なぜ細胞時計が組み込まれているのか

ふつうに考えれば、テロメアがいつまでも長ければ、永遠に生きられる!

と思いますね。

 

しかし、自然界のルールは生き続けることではなくて、子孫を育てて

後世に残していくことが宿命なのです。

 

人の寿命には限りがあります。

しかし、健康は自分でコントロールすることもできるのです。

寿命=健康寿命が達成できれば、すばらしいと思います。

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