1 健康長寿

エネルギー源が換わる !

2017/04/20

代謝とは

肥満も糖化も、代謝の減退が大きくかかわっています。

代謝の減退は「体と食事」のミスマッチがあると進んでいきます。

 

代謝は、次の4つの過程を経て営まれます。

○食事から栄養素をバランスよく摂る

○栄養素を効率よく消化・吸収する

○体に必要な物質やエネルギーに換えて、使う

○使い切ったものを老廃物として排泄する

 

加齢にともない、全過程での作用が弱まって代謝は減退するのですが、

このサイクルのひとつでも乱れると代謝異常を生じます。

さらに、体内は太りやすく、糖化が起こりやすい環境に変わります。

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代謝異常が起こると

肥満、糖化は、摂りすぎた糖質が十分に代謝されずに細胞内に

取り込まれたり、体内のタンパク質に結びついたりして起こるのです。

 

人は、食事をエネルギーに換えて生を営みます。

若い頃の食生活は、エネルギー源を主食のごはんなどの糖質に依存

しています。

 

ところが、40歳前後の最初の体の節目を迎えるころから、

糖質依存の食生活は、体とミスマッチを起こして、代謝異常の原因に

なります。

とくに、健康寿命が決まる60代は、体と食事のミスマッチに大きく

左右されます。

 

エネルギー源はふたつある

人の体の細胞内には、エネルギーをつくる2つの仕組み(発電所)があります。

ひとつは、細胞質で稼働する「解糖系」と呼ばれる発電所。

もうひとつは、ミトコンドリアという細胞小器官が担う「ミトコンドリア系」

という発電所です。

 

人生の前半の成長期は、「解糖系」の発電所がメインとなり、

「ミトコンドリア系」はサブの働きをします。

しかし、節目を迎えてからの後半は、その逆になります。

 

ミトコンドリア系は、糖質を主にして、脂質、タンパク質にビタミン、

ミネラルなどの栄養素を材料にしてエネルギーをつくりだします。

このときに、酸素が用いられます。

解糖系のおよそ18倍の効率つでつくられますから、エネルギー源になる

食事は少量ですむのです。

 

ミトコンドリア系は、酸素が十分に行きわたった温かい体、低血糖の

体内環境下で活発化します。

ここでつくられるエネルギーは持続力があり、安定供給ができます。

休むことなく働き続ける細胞や脳、そして心臓をはじめとした臓器で

使われます。

 

一方、解糖系は、大量の糖質だけを材料にします。

ごはんやパン、いも類などの糖質を多く摂る必要があります。

解糖系のエネルギーは、即効性、瞬発力が必要なときにつくられます。

 

成長期の体は、このエネルギーで成長していきます。

筋肉、皮膚、神経、赤血球など分裂が盛んな細胞の活動源なのです。

分裂によって成長・増殖するガン細胞も、解糖系エネルギーを大量に

必要とします。

 

解糖系の発電所は、酸素が少ない冷えた体で、高血糖の体内環境だと

エネルギー産出が盛んになります。

 

ミトコンドリアを増やすことが大切

60代になっても、旺盛な食欲、ごはんやパン、甘いものなど糖質依存の

食習慣を続けていると、解糖系からミトコンドリア系への切り替わりが

うまくいかなくなり、ミトコンドリア系のエネルギーを必要とする

細胞、脳、臓器にダメージを与えてしまいます。

体内環境は、高血糖の状態が続きますから、ガンや糖尿病などの病気

を呼び込みやすくなってしまうのです。

 

ミトコンドリアは、何歳でも増やすことはできます。

そして、人生を壊す病気から体を守ってくれるのです。

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