腸は免疫の総司令部 !

2017/04/15

腸は病原体と密接に関わっている

わたしたちの体は、目に見えないウイルスや病原菌などに囲まれ、

絶えず体内にさらされる危険にさらされています。

そして、体外から侵入してくる病原体と最も密接に関わっているのが

腸なのです。

 

腸は、皮膚の200倍もの面積で外界と接しています。

腸にある免疫系は、免疫系全体の60%を占めています。

ことに消化吸収の場である小腸には、最も多くの免疫細胞が集まっています。

 

腸管免疫系は、特徴的な働きをもっています。

それは、食べ物のような安全なものと、病原菌のような有害なものを

識別する機能です。

 

そして、識別した情報を全身に伝え、各部位に免疫細胞を送り出すという

「免疫の総司令部」のような働きをしています。

腸管免疫系は、侵入してくるものの善悪を見極めて、悪い侵入者のみを

排除するという、きわめて難しいことをやっています。

 

そして、この働きには、腸内細菌が影響を与えていることがわかっています。

小腸では、乳酸菌やビフィズス菌が直接、免疫細胞に働きかけて、

免疫調整力を高めていると考えられています。

 

また、大腸内の細菌も免疫調節に重要な役割を果たしています。

大腸には1000種類以上の腸内細菌がすんでいます。

善玉菌と大腸の免疫系が協力して、悪玉菌の増殖を抑えています。

大腸の腸内細菌のバランスによって、小腸での免疫細胞の機能に

差が出てきます。

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腸内細菌と免疫細胞は対話する

腸内環境が悪いと、免疫調整力が弱まってしますのはなぜ?

簡単にいえば、腸内細菌は免疫細胞に対して適度な刺激を与えることに

よって、腸管免疫系を発達させたり、その働きを正常化させたりする

役割を担っているからです。

 

近年、腸内細菌が免疫系を刺激するしくみが少しずつ明らかになって

きました。

そこには、腸内にすむ「共生者」である腸内細菌と、「宿主」である

体に備わる腸管免疫系との間のコミュニケーションがあります。

それをクロストーク(対話)と呼んでいます。

 

わかりやすくいえば、腸内細菌と免疫細胞とが話しをして、

お互いにとって有益な関係を築いているのです。

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