4 糖尿病

糖尿病にも腸内細菌が関係する !

2017/04/13

腸内細菌が糖尿病と関係している

最近、腸内細菌は、糖尿病の発症にも関わっていると考えられています。

糖尿病は、生活習慣病などによって血糖値を下げるインスリンの働きが

悪くなったり、分泌量が不足したりするために起こります。

 

糖尿病と腸内細菌の関係で、中国での研究によると、糖尿病の患者と

健康な人の腸内細菌を比較したところ、両者の腸内細菌バランスが

異なっていることがわかりました。

 

さらに、2013年、スウェーデンの大学の研究チームが、これと似た

研究発表をしています。

糖尿病の患者では、腸内細菌に独特な特徴が見られたそうです。

とくに、ブドウ糖と脂肪の代謝で重要な役割を果たす酪酸を産出する

腸内細菌の数が、健康な人に比べて減少しているというのです。

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腸が健康になれば血糖値は下がる

近年、新たな糖尿病治療薬として広く用いられるようになった

「インクレチン関連薬」という薬があります。

この薬は、実は、腸の働きを手助けするものです。

 

血糖値が上昇すると、すい臓からインスリンが分泌されて血糖値を

下げることはご存知ですね。

ブドウ糖を口から摂った場合と注射で静脈に注射した場合とでは、

口から摂ったときのほうが、インスリンが多く分泌されます。

 

この理由は、食べ物が入ってくると腸は「インクレチン」という

ホルモンを分泌します。

インクレチンは、食後に高くなった血糖値をコントロールするために、

すい臓のインスリン分泌を増加させます。

その一方で、インクレチンは、すい臓から分泌され血糖値を下げる

ホルモン「グルカゴン」の分泌を抑制します。

 

インクレチンが働きかけるのは、すい臓だけではありません。

胃に働きかけ、その動きをペースダウンさせて、腸へと送られてくる

食べ物の量を調節します。

これによって、食後の高血糖を防いでいるのです。

 

さらに中枢神経を介して、脳に働きかけて、食欲を抑えることもします。

腸は、入ってきた食べ物を消化吸収しているだけではなく、

「これから血糖値が上がるから下げて」とか、

「栄養は十分だから、食べるのを控えて」といった指令をホルモンの

働きを介して各臓器に伝えて、指揮しているのです。

 

インクレチン関連薬

糖尿病の新薬は、このインクレチンの作用を増強するのです。

インクレチン関連薬は、血糖に依存するため、血糖値が高いとき、

すなわちインスリンが多く必要なときにのみ作用するというのが

画期的な点です。

 

従来、使用されてきたインスリン分泌を促す薬は、血糖値にかかわらず

作用するために、不必要なときにインスリン分泌が起こり、低血糖を

招く危険性もありました。

また、すい臓が疲弊して薬が効かなくなるという現象も問題だったのです。

 

それに対して、インクレチン関連薬は、低血糖が起こるリスクが低い

という特徴があります。

インクレチンは、長期的にはすい臓の老化を防ぐのではと期待されています。

今後に期待したいですね。

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