8 がん

大豆製品を食べる女性は乳ガンになりにくい !

腸内細菌がガンに関与している

肥満の人には、肝臓ガンが多いことが知られています。

ある研究によると、肥満したマウスでは、2次胆汁酸を産出する

腸内最近が著しく増加して体内の2次胆汁酸の量が増え、

それによって肝臓の細胞を老化させていることが発見されました。

 

その腸内細菌は、人の腸内にもいるので、腸内細菌の改善によって、

肝臓ガンの低下につながると期待されています。

乳ガンも腸内細菌の関与が考えられています。

 

2004年のアメリカ・ワシントン大学などの研究によると、

乳ガンが見つかった2296名の女性と、乳ガンではない7953名の女性に

ついて、抗生物質の使用頻度を調べたところ、使用頻度の高い人ほど、

乳ガンによる死亡率が高いことが分かっています。

 

その理由について、抗生物質を多用すると、抗生物質に耐性をもつ菌が

優勢となり、腸内細菌のバランスが崩れてしまい、それが乳ガンの

発症に関わると考えられています。

スポンサードリンク

大豆製品を食べると乳ガンの発症率が減る

乳ガンは欧米人に多く、アジア人には少ないというデータから、

食生活の違いに注目が集まっています。

特に注目されているのが、大豆です。

日本を含む東南アジアでは、さまざまな形で大豆製品を摂っています。

しかし、欧米諸国では、大豆製品を食べる習慣がありません。

 

そうしたことから、大豆に多く含まれるイソフラボンが乳ガンの抑制に

効果があると期待されるようになりました。

イソフラボンは、「植物性ホルモン」といわれる物質で、化学構造が

女性ホルモンに似ています。

 

女性ホルモンのエストロゲンは、乳ガンの発声を促進することが

知られていますが、イソフラボンは、エストロゲンの働きをじゃまする

ことによって、乳ガンを予防すると考えられるようになりました。

 

さらに、大豆イソフラボンが腸内細菌の働きによって、「エクオール」

という物質に代わることにより、エストロゲンの働きを代替したり、

働きを抑えることがわかってきました。

これが、乳ガンのリスクを減少させるといわれています。

 

エクオールをつくる大豆製品を摂る

エクオールをつくる腸内細菌は、乳酸菌の一種など15種類が確認されています。

この腸内細菌がおなかにいる割合は、日本など大豆をよく食べる国々では

50~60%以上ですが、欧米では20~30%と低いことがわかりました。

このことが、乳ガンの発症率と関係していると考えられています。

 

日本では、40歳未満の若い世代では、エクオールをつくる腸内細菌が

おなかにいる人の割合は、欧米並みのようです。

また、最近では、エクオールそのものやエクオールをつくる菌を入れた

サプリなども開発されています。

 

大豆には、イソフラボン以外にも、良質の植物性タンパク質や細胞の

増殖に関わるアミノ酸、骨の形成に欠かせないビタミンKも多く含まれて

います。

大豆は、健康によい影響をもたらす、すぐれた食品なのです。

スポンサードリンク

 

 

-8 がん