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骨がもろくなる「骨粗しょう症」!

2017/03/13

骨の弱さは寝たきりの要因に

骨粗しょう症は、骨がもろくなり、骨折しやすくなる病気です。

日本の骨粗しょう症の患者数は、男性が約300万人、女性が約980万人

と推計されています。

女性の方が男性の3倍になっていますね。

 

骨密度の低下は、20~30歳代から始まっていて、50歳代の女性は、

10人に1人が骨粗しょう症になります。

女性は、50歳前後に閉経を迎えるために、骨密度が低下しやすくなるのが

原因です。

 

一方男性は、急激な骨密度の低下がないため、加齢に伴ない、

ゆっくりと低下していきます。

50歳代から背骨と大腿骨の骨折が多い

高齢者にみられる骨折の多くは、骨粗しょう症が原因で発生する

脆弱性骨折(ぜいじゃくせいこつせつ)です。

脆弱性骨折とは、転倒した程度の軽微な外力で骨折することです。

 

もっとも多いのが、背骨の推体骨折(すいたいこっせつ)で、

下半身では、大腿骨骨折が多くなります。

 

もろくなった推体が、体の重みで圧迫されてつぶれた状態を推体骨折

といいます。

背中が曲がったり、伸長が低くなったりします。

 

推体骨折の問題は、痛みに気づかなかったり、慢性的な腰痛と勘違い

している人が多いことです。

推体骨折している3割り程度の人しか治療を受けていないといわれていて、

残りの人は、知らないうちに骨粗しょう症が進行している可能性があります。

 

脚の付け根の骨が折れる大腿骨骨折は、重症の場合、歩行困難になる

ことも多く、寝たきりの要因となります。

さらに筋力が低下し、骨粗しょう症も進行しやすくなるので、要注意です。

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骨の強さは骨密度と骨質で決まる

骨の強さはを決める要因は、骨密度と骨質のふたつです。

70%は骨密度によって決まり、残りは骨質に左右されます。

 

骨密度

骨密度は、骨の中に含まれるカルシウムなどミネラルの量を

表しています。

 

骨密度が高いとは、骨内にミネラルがぎっしりつまっていて、すきまが

少ない状態のことです。

骨密度が低いとは、ミネラルが少なく、骨の内部がスカスカになった

状態のことです。

 

骨質

骨密度が高くても、それを支える構造がしっかりしていなければ、

骨の強度は保てません。

 

骨を鉄筋コンクリートに例えると、骨密度がコンクリートで、

骨質が鉄筋になります。

その骨質のなかでとくに重要なのが、コラーゲンです。

コラーゲンは、骨の主成分であるカルシウムをつなぎ合わせています。

 

骨粗しょう症はなぜ起きる

骨は、皮膚と同じように、日々古い細胞から新しい細胞に入れ替わって

います。

骨を破壊する細胞を破骨細胞といい、新しく骨をつくる細胞を

骨芽細胞といいます。

 

破骨細胞は、骨の表面に集まり、古くなった骨の成分を吸収し、

壊していきます(骨吸収)。

古い細胞を壊し終えると消失します。

 

骨芽細胞は、壊された骨の表面に集まり、コラーゲンなどを分泌して、

骨を修復します。

そこにカルシウムやリンが沈着して、骨が形成されます(骨形成)。

これらの新陳代謝は、絶えず繰り返されています。

 

新陳代謝のバランスが保たれていると、骨は健康な状態です。

しかし、骨吸収に骨形成が追いつかなくなると、バランスがくずれて

骨密度が低下します。

 

また、骨の強度を維持しているコラーゲンが不足して劣化してしまうと、

たとえ骨密度が高くても、骨質が低下して、骨粗しょう症になるのです。

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