91認知症

認知症の脳に働きかけるユマニチュード !

2017/02/01

話題の「ユマニチュード」

魔法のようだと効果が話題になっている認知症ケアの手法があります。

フランスのイヴ・ジネスト氏とロゼッタ・マレスコッティ氏によって

開発された「ユマニチュード」です。

 

認知力が低下して、語りかけても反応がない、自分がいる場所も理解

できない、立つこともできなすで、寝たきり状態の認知症患者の方々が

この手法でケアを受けると、話したり、笑ったり、そして自分の力で

立ち上がり、歩くことができるようになるというものです。

 

この「ユマニチュード」は、「見る」「話しかける」「触れる」「立つ」

の4つを柱とし、150の具体的な手法からつくられています。

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人としての尊厳を大切にする

さまざまな機能が低下して誰かに頼らなければならない状況に

なったとしても、最期の日まで尊厳をもって暮らし、人間らしい存在

であり続ける。

 

そのためにケアを行う人々が、ケアの対象者に「あなたのことを大切に

思っています」というメッセージを発信する。

つまり、人としての尊厳をどこまでも大切にし続けるというケア手法です。

 

見つめるときは、「支配されている」という感情が起きないように、

見下ろすことは絶対にしない。

必ず正面から目の高さをあわせて、対等であることを印象づけます。

 

体を拭くなどのケアをするときは、「タオルを温かくしてきましたよ」

「左手をあげますよ」「次は足を動かしますね」と実況中継をするように、

優しく話しかけながら進めます。

受け入れられているという感情

触れるときも決して手首や腕をつかむのではなく、下からそっと支えます。

これらによって、自分の存在が否定されているという感情や怖いという

感情が生まれず、「自分は受け入れられている」という感情が生まれ

安心できるのです。

 

そして、体を拭いたり、歯磨きなどは、できるだけ立って行うようにして、

筋力を高めることに力を入れます。

このように、人としての尊重がすべてのケアに込められているのです。

 

NHKの「クローズアップ現代」で、イブ・ジネスト氏が、実際に認知症が

進行してしまった患者の型と触れ合う場面が紹介されました。

ほとんど寝たきりの男性が、ジネスト氏と触れ合うことで、意欲を

とり戻す様子が見られたのです。

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