太ももの筋肉を鍛える !
2017/01/05
高血圧・高血糖・脂質異常症になりかけている人は、今までと同じ食生活
を続けていては、血液の状態が改善されません。
その食生活を一番簡単に見直しできるのが「食べる順番健康法」です。
なぜ運動が必要か
さらに、その効果を数倍引き出すのが運動です。
運動というと、長時間のジョギングやウォーキング、筋トレなど、
とてもできないと思ってしまうかもしれません。
しかし、手っ取り早くて効果のある方法があります。
それは、「太ももの筋肉を増やす」ことです。
太ももの筋肉は、ごく簡単な動作によつて増やすことができます。
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なぜ太ももの筋肉が重要なのか
日本人は、欧米人に比べてやせているわりに糖尿病を発症する人が多い
と言われています。
その原因のひとつが、筋肉の量にあります。
血液中のブドウ糖は、インスリンのはたらきによつて、細胞へと送り込まれ、
エネルギー源として使われます。
このときにブドウ糖をもっとも多く取り込むのが筋肉で、ブドウ糖の75%
は筋肉で消費されていることがわかっています。
やせている人は、その分だけ筋肉量が少ないために、ブドウ糖が血液中に
あぶれ、結果として、血糖値が上がりやすくなつてしまうのです。
こうなると、あまった糖をエネルギーに変えようとして、インスリンが
必要以上に分泌されます。
すると、血糖値だけでなく高血圧などにも悪影響を及ぼすことになります。
また、人の体温の40%以上は筋肉から作られるため、筋肉が不足すると、
体温も下がります。
体温が下がることで代謝が低下すると、糖や脂肪などのさまざまな老廃物
が燃焼されずに、血液や体の中に残ってしまうのです。
このように筋肉不足は、ブドウ糖の取り込みを低下させるだけでなく、
生活習慣病の要因にもなるのです。
太ももの筋肉を刺激するだけ
筋肉には、赤筋と白筋があり、このうち赤筋という筋肉が刺激されると、
糖質の消費量が増えることがわかっています。
この赤筋の筋肉細胞の中には、「グルット4」というタンパク質があり、
運動などで刺激を与えると、筋肉細胞の表面に出てきて、血液中のブドウ糖
を筋肉の中に取り込んでいくという優れた作用があります。
この「グルット4」を増やし、活性化するためには、赤筋の筋肉量を増やす
ことが大切です。
人の筋肉は全体の70%が下半身に集中しており、とくに太ももの筋肉は、
この赤筋で占められています。
つまり、太ももの筋肉を鍛えて、強化する運動ことが
健康改善に直結します。
したがって運動といっても、全身運動の必要はありません。
目的は、太ももの禁句を刺激することです。
体に過度な負担をかけず、次の方法で十分なのです。
気功ウォーキング
気功ウォーキングの特徴は、腹式呼吸をしながら酸素を体内にたっぷり
取り込み、ゆっくり歩くことです。
ゆっくりでも、確実に太ももの筋肉を動かすため、「グルット4」が
活性化して、ブドウ糖が筋肉に取り込まれやすくなります。
鼻から息を吸い、口から吐き出す腹式呼吸をしながら、15分間
ウォーキングをします。
そして2分間休んで、また、15分間同様にウォーキングをします。
30分歩いたら終了です。
この気功ウォーキングは、食後30分から1時間後に行うことが理想的です。
毎日実施して、食べる順番健康法と合わせて、健康寿命を延ばしましょう。
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