タマネギは、アンチエイジング !
2021/07/13
抗酸化作用がある
老化を促進するといわれる活性酸素。
活性酸素とは、体内で発生する毒性の強い酸素のことで、増えすぎると細胞や遺伝子を傷め、シミやシワの原因となったり、さまざまな生活習慣病を引き起こす原因になります。
この活性酸素を取り除くのが「抗酸化物質」と呼ばれるものです。
老化そのものを止めることはできませんが、抗酸化物質が効果的に働いてくれれば、活性酸素に作用して、そのスピードを遅くすることができるのです。
タマネギに含まれる強力な抗酸化物質である、ケルセチンは細胞の老化を抑える働きがあります。
ケルセチンは、タマネギ全体に含まれていますが、なかでも茶色い皮の部分には、中身の白い部分の約20倍のケルセチンが含まれているのです。
解毒作用がある
また、タマネギに含まれるアミノ酸の一種である、グルタチオンは、体の中のさまざまな有害物質を解毒したり、コレステロールや中性脂肪が酸化してできる、過酸化物質を除去する力があります。
グルタチオンは、特に体内の解毒の要となね肝臓で、威力を発揮します。
体に不要なものを外に排出することで、体を細胞から元気にして老化を防ぎ、若さを保つつこしができます。
さらに、アトピー性皮膚炎の原因となるヒスタミンの代謝を抑制したり、シミの原因であるメラニンの生成阻害要素も確認されています。
肌のトラブルに悩む女性には、強い味方です。
血液サラサラ
血液の流れは、健康にさまざまな影響をおよぼします。
特に、血液がドロドロになると毛細血管内での血流が悪くなり、高血圧や高血糖、脂質異常症などになりやすくなります。
また、体内の悪玉(LDL)コレステロールが多いと、血管の老化を促進し、動脈硬化のリスクが高まります。
タマネギには、タンパク質が多く含まれていますが、タンパク質はすべての必須アミノ酸を含んでいます。
特に、イオウを含むアミノ酸が多く、これらは動脈硬化の予防に重要な役割を果たしていると考えられています。
また、タマネギを切ったときに涙が出るのは、硫化アリルの一種である、チオスルフィネートというイオウ成分によります。
このチオスルフィネートは、血中脂肪を燃やしてコレステロール値を下げたり、血栓を予防するなどの働きがあります。
血液サラサラ効果もしっかりあります。
チオスルフィネートは、タマネギを空気にさらすことで、有効成分を発揮します。
タマネギを切ったあとは、20分くらいそのまま放置しておくことで、より多くのチオスルフィネートを摂取することができます。