筋トレウォーキングで、ミトコンドリアが活性化される !
2020/10/29
筋トレウォーキングをすることで、筋力・持久力の他にも増えるのが、ミトコンドリアです。
ミトコンドリアとは
ミトコンドリアは、生きるためのエネルギーをつくる働きをはじめとして、健康な体に欠かせないさまざまな働きをします。
ミトコンドリアが活性化することで、元気で健康な体が維持できます。
ミトコンドリアは、全身の細胞の中にある小器官です。
体を動かすときに使われるエネルギーを生み出すのが、大きな役割です。
30歳を過ぎると、ミトコンドリアは減少していきます。
ミトコンドリアが活性化されると
(1)疲れにくい体になる
筋トレウォーキングで、ミトコンドリアを活性化させ、その数を増やすと、体を動かすパワーがみなぎった「疲れにくい体」になることができます。
ミトコンドリアは、筋肉の中に多く存在しています。
そのため、加齢とともに体の中で筋肉が少なくなれば、ミトコンドリアの量もそれに伴って減少していくのです。
筋トレウォーキングでは、体の中で大きな割合を占める太ももの筋肉を効果的に鍛えます。
つまり、筋トレウォーキングをすることで、ミトコンドリアの存在する筋肉という「居場所」を増やすことができ、さらにミトコンドリアに刺激を与えてミトコンドリアの数も増やすことができるのです。
(2)生活習慣病が予防できる
筋トレウォーキングによって、体内のミトコンドリアが増えると、生活習慣病を予防することができます。
加齢や運動不足によってミトコンドリアが少なくなると、それに変わって「炎症性サイトカイン」という物質が分泌されます。
ミトコンドリアが減ると、体の中で勝手に炎症反応が起きてしまうのです。
そして、炎症性サイトカインが、脂肪組織で炎症を起こせば糖尿病に、脳細胞で炎症を起こせば、うつ病や認知症に、がん抑制遺伝子で炎症をおこせば、がんになる可能性があると考えられています。
ややきつい速度で歩いて筋肉を増やし、ミトコンドリアを活性化すれば、サイトカインの分泌を抑えられます。
それによって、生活習慣病を予防できるのです。
(3)老化を防止する
ミトコンドリアには、活性酸素を除去する力もある。
酸化とは、過剰な「活性酸素」が体内に発生することによって、細胞や酵素がダメージを受けてします減少です。
老化の原因とされています。
活性酸素は、ストレスや不規則な食生活などによって発生します。
しかし、ミトコンドリアも活性酸素の発生に関わっています。
ただし、ミトコンドリアは、活性酸素を生み出す一方で、SODという抗酸化酵素も備えています。
そのため、ミトコンドリアが活性化した元気な状態であれば、このSOD酵素が有効に働き、活性酸素を除去しているのです。
ストレスなどで発生した活性酸素も、適度な運動でミトコンドリアを活性化すれば、消すことができるのです。
筋トレウォーキングは、ミトコンドリアを活性化させ、上記のような効果が得られるのです。