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お酒に強くなった人は「食道がん」に注意 !

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お酒の強い、弱いは遺伝?

お酒を飲むとすぐ赤くなる人もいるし、いくら飲んでも、まったく顔色が

変わらない酒豪もいます。

これは、ある程度遺伝的な問題です。

 

日本人では、お酒がよく飲める人の割合は約50%、顔が赤くなる人は40%、

まったく飲めない人は10%です。

このお酒が飲めるか飲めないかは、ミトコンドリアの作用によって

決まっています。

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アセトアルデヒドという発がん物質

アルコールは、ADHという酵素により、アセトアルデヒドという発がん性の

物質に変化します。

さらに、ミトコンドリアの中にある「ALDH」という酵素によって、

酢酸に変化します。

 

このアセトアルデヒドが、顔が赤くなったり、頭が痛くなったり、

気持ち悪くなったりさせる原因です。

そのため、ALDHがはたらかないとアセトアルデヒドがまったく減らないので、

お酒は飲めません。

 

ALDHのはたらきが弱い人は、アセトアルデヒドが溜まってしまうので、

お酒に弱いということになります。

 

食道がんになりやすい比率

また、深刻なことに、ALDHのはたらきが弱い人は、「食道がん」に

なりやすいのです。

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ALDHのはたらきがまったくない人は、お酒を飲まないので、むしろその危険性

は少なく問題ないのですが、少しお酒を飲める程度の人が、もっとも

気をつけなければいけないのです。

 

ALDHのはたらきの弱い人の場合、食道がんになりやすい比率は、

毎日1合飲む人は6倍なりやすく、1~2合飲む人は61倍なりやすく、

3合以上飲む人は93倍もなりやすくなります。

 

ミトコンドリアにあるALDHの性質は遺伝的に決まっているので、

生活によってその量を変えたり、はたらきを変えたりすることができません。

しかし、お酒をどんどん飲めば、お酒を飲めるようになります。

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飲んで強くなった人は薬が効きにくい

じつは、アセトアルデヒドを分解する酵素は、ALDHだけではなく、

ミトコンドリア以外に「MEOS」があります。

このMEOSは、お酒を飲むと増えてくれるので、お酒に弱かった人も

飲めるようになるのです。

 

しかし、お酒を飲んで鍛えた人には、弊害があります。

ひとつは、薬が効きにくくなることです。

MEOSは、毒物を代謝する酵素で、アセトアルデヒドを分解すると同時に、

薬も分解してしまうのです。

 

お酒は飲み過ぎないこと

もうひとつの弊害は、活性酸素を発生させてしまうことです。

アセトアルデヒドを壊すために。MEOSがはたらくと、それだけ活性酸素が

発生してしまいます。

せっかく気持ちよくお酒を飲んでも、活性酸素を発生させては、

よいことではありません。

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少し飲めるくらいの人は、多少無理をすれば、より飲めるようになるだけに、

お酒の席では飲み過ぎないように注意が必要です。

お酒は、本来ミトコンドリアに合った分量を飲むのが、体にとって

最適な量だといえます。

 

1合のお酒が体にいいというのも、人それぞれです。

その人に合った「1合」があるのです。

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