16自律神経 7 高血圧

自律神経が血管の老化をコントロールする !

2016/06/04

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血管は自律神経によって調節されている

人の体はさまざまな環境の変化に適応するために、神経による調節を

行っています。

心臓の収縮力や心拍数、血管の収縮や拡張は、すべて自律神経によって

無意識のうちに調節されています。

 

したがって、自律神経が乱れると心拍数や血圧が正常にコントロールされず、

高血圧や脳心血管系のリスクが増してしまいます。

自律神経には、交感神経と副交感神経があります。

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高血圧の原因

このうち、交感神経は血圧のコントロールの異常となった状態、すなわち

高血圧の発症に深くかかわっているのです。

 

交感神経は、心拍数を増加させて心臓の収縮力を強くします。

そして、手足の先などの末梢の血管を収縮して血液を流れにくくし、

血流に対する血管の抵抗を強めます。

その結果、高血圧になってしまうのです。

 

また、交感神経は腎臓にナトリウムを体にためこむ働きをします。

血管内のナトリウムは水を呼びこむ性質があるので、血液の量が増えて、

さらに血圧が高くなります。

 

血圧の上昇を察知すると、交感神経の活動が抑制されるとともに副交感神経

の活動が高まり、心拍数が現象します。

交感神経の活動が抑制されると末梢血管が拡張し、腎臓のナトリウム吸収も

弱まって、血圧が低下するのです。

 

高血圧の多くは、原因がはっきりしない「本態性高血圧」ですが、その50%

で交感神経の活動が高まっていて、脳心血管系の疾患に関連しているのです。

 

交感神経による臓器障害

近年では、交感神経の緊張が肥満や糖尿病、およびこれらが合併するメタボ

にも関わっていることがわかってきました。

このように、交感神経の緊張は実にさまざまな臓器の障害を引き起こします。

 

血管年齢の老化スピードを遅らせ、若返らせるためには、交感神経の過度の

緊張を避けることが大切なのです。

交感神経の緊張は、身体的あるいは精神的なストレスによって生じるのです。

 

入浴中に亡くなる人は、年間1万人以上と推測されています。

このような事故は冬に多くみられ、その原因の多くが温度差による

ヒートショックと考えられています。

 

急激な温度差によって、交感神経が緊張し、血圧が急上昇し、そして体温調整

で血管が拡張して血圧が急激に下がります。

このような血圧の急激な変化が、脳卒中や心筋梗塞の原因となるのです。

 

自律神経の安定が大切

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通常は、夜寝ている間は副交感神経が優位となり、血圧も10~20%くらい

下がります。

ところが、不規則な生活で体内時計が狂っていたり、睡眠時無呼吸症候群や

アルコールを飲み過ぎたりすねと、副交感神経が優位とならず、夜間に血圧が

上がるなどの症状が現れます。

 

夜、ぐっすり眠れても、明け方になると人間の体は、副交感神経から

交感神経へ切り替わります。

これは、日中の活動に向けて脳が準備をしているのです。

 

つまり、早寝早起きが最も健康に適しているのです。

昼夜が逆転した生活は、自律神経に悪影響を与えます。

その結果が不必要に心拍数や血圧を上げて、血管年齢を高めてしまうのです。

 

自律神経の安定が血管年齢を若くする

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