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『スーパーフード』は今後どうなる?

2016/06/04

 

2015年のヒット商品として、スーパーフードがあらゆるランキングを賑わせた。

雑誌「日経トレンディ」のヒット商品ランキングでも、5位にスーパーフードの

1つ、ココナツオイルが入選。

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楽天市場の2015年ヒット商品番付にも、「ミラクルシード」というくくりで、

チアシードやバジルシードなど植物の種のスーパーフードが登場している。

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では、スーパーフードとは何なのか。

一般社団法人日本スーパーフード協会では、

『一般の食品よりビタミン、ミネラル、クロロフィル、アミノ酸といった

必須栄養素や健康成分を多く含む、おもに植物由来の食品』と説明している。

 

健康志向の強いアメリカやカナダで先行して広まり、次第に個別の食品が

日本市場に導入され、その数が増えるとともにスーパーフードという総称も

定着してきた、というのが大まかな流れだ。

 

テレビ番組などでその効果が取り上げられるたび、スーパーなど小売店の棚が

スーパーフードで占められているのを見た人も多いのでは。

 

ダイエット、舶来、物珍しさがキーワード

日本スーパーフード協会が推奨する「プライマリースーパーフード10」が

スピルリナ、マカ、クコの実(ゴジベリー)、カカオ、チアシード、ココナツ、

アサイー、カムカム、ブロッコリースーパースプラウト、麻の実(ヘンプ)

なっている。

 

例えばチアシードは、グルコマンナンという食物繊維やたんぱく質を豊富に含む、

ダイエット向きの食材。

その機能だけでなく、水に浸すとジェル状になって膨らむという、日本では

珍しい食感も消費者に受けている。

 

ココナツは東南アジア料理などでミルクがよく使われているが、15年にはオイル

が脚光を浴びた。

代謝が早く、体内に蓄積された脂肪を使いながらエネルギーに転換する

中鎖脂肪酸を多く含んでいるココナツオイルは、やはりダイエットに効果が

ある油だという。

 

機能性食品と言えば、にんにく、卵黄、黒酢、ゴマセサミンなどをカプセル状に

したものや、各種ビタミン剤も有名だが、これらはあまりスーパーフードとは

呼ばれない。

 

「ダイエットに効果が」あり、「海外から来た」食材で、「ちょっと珍しい」

もの、と考えると分かりやすいかもしれない。

スーパーフードのブームをつくり出しているのが若い女性たちだからだ。

 

加工食品や外食メニューで食べやすく

植物の種など、スーパーフードはそのまま大量に食べるものではない。

そこで食べやすさを打ち出してブームに乗ろうと、加工食品メーカーや外食業界

へと、スーパーフードの利用がどんどん広がっている。

 

アサイーなど、アマゾンフルーツの販売を手掛けるフルッタフルッタ

(東京・千代田区)は、チアシードを1粒ずつチョコレートでコーティングして、

スナック感覚で食べられるようにした「チアシード チョコレートコート」を

昨年10月に発売した。

 

健康食品やサプリメントを製造販売するファイン(大阪市)も、雑穀のキヌアを

ローストして素材のままで食べやすくした「ファインスーパーフード 金のロー

ストキヌア」を10月に発売している。

 

外食業界では福岡市に本拠を置くピエトロが、既存店を「YASAI Cafe」として

野菜メニュー中心の健康志向レストランに改装。

キヌアなどスーパーフードを使ったサラダを提供している。

 

中華チェーン「餃子の王将」を展開する王将フードサービスも、女性スタッフの

開発メニューとして、衣にキヌアを混ぜ込んだ「大人のミルフィーユハムカツ」

を1日10食限定、1月末までの期間限定で提供している。

 

拡大するブームを受けて、2016年にはさらに新種のスーパーフードが注目を

集めるものと見られている。

 

小麦タンパクを含まない雑穀類のアマランサスやタイガーナッツ、サボテン科の

植物であるドラゴンフルーツなど。

 

ドラゴンフルーツは抗酸化作用のあるアントシアニンや、マグネシウムを多く

含むという。

 

商品の乱立を防ぐため、推奨マーク制度も始動

ただ、種類や用途の拡大とともに、懸念されるのがスーパーフードという

名称の乱用だ。

特定保健用食品などと異なり明確な基準がないため、何でも「これはスーパー

フードの1つ」と宣伝され、商品が乱立してしまう危険性がある。

 

そこで日本スーパーフード協会は、今年3月をメドに、スーパーフードの

「推奨マーク」制度を始めるための準備を進めている。

会員企業の商品を協会が審査し、マークの使用を承認する。

 

トレーサビリティー(生産履歴)なども含めて、確かな食材を市場に出すことで、

スーパーフードの付加価値を維持していきたい考えだ。

 

一時期の健康食品のように不確かなイメージを広げることなく、消費者に受け入

れられ続けるか。

その意味では、ブーム2年目の今年が勝負の年と言えそうです。

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