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ニトログリセリンが心臓にいいのはなぜ?

2016/03/30

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心臓の薬としてよく知られているのが「ニトログリセリン」です。

心臓の冠動脈を拡張させたり、からだの末梢血管を広げる

作用があり、狭心症の発作が起きた時や、発作を予防する

ときなどに使用します。

 

しかし、このニトログリセリンは、ダイナマイトの材料

として使われてきたものです。

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火薬工場で働く人が、工場にいる間はとても体調がよく、

家に帰ると、なぜか体調が悪くなっていたのです。

その理由はずっと謎でしたが、やがてその理由があきらかに

なってきました。

 

工場内にニトログリセリンが浮揚していて、人はその

空気を吸っていたために、心臓を養っている血管が拡張し、

その結果、狭心症の発作などが減り、体調がよかったのです。

 

血管を拡張する「ニトログリセリン」

ニトログリセリンは体内に入って分解されると、

血管の拡張作用を発揮する「一酸化窒素」を作りだして

いたのです。

 

光化学スモッグや自動車の排気ガスなどに含まれるのが

一酸化窒素です。

一酸化窒素は、毒性の強いフリーラジカルです。

 

1980年代に、その有毒な一酸化窒素が体内でも作られている

という発見があったのです。

さらに一酸化窒素は血管の拡張のほかに、血圧の調節、

感染防御、神経機能などに重要な役目を果たしている

こともわかっています。

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しかし、これも度を過ぎればからだにとっては、

大きなマイナスです。

 

一酸化窒素は、微量に作用すると血管を拡張しますが、

大量になると、細胞を殺したり、いろいろな障害を

与えてしまいます。

 

使い方には、十分注意しましょう。

 

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