5 若返り 7 高血圧

動脈硬化を呼び寄せる原因

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血管の病気を引き起こす動脈硬化のリスク要因について見て行きます。

動脈硬化に加齢が大きな役割を果たしていることは明らかですが、

とくに決定的な影響を及ぼすと考えられる4つのリスク要因を

しっかりと把握します。

【第1位】喫煙

喫煙は、血管に限らず全身の健康にとって「百害あって一利なし」

ニコチンは、交感神経系を刺激して心拍数をふやし、末梢神経を

収縮させてしまいます。

その結果、血圧が上がり、血管内膜が傷ついて動脈硬化が進みます。

タールは、発がん性の高い物質であり、一酸化炭素は赤血球と結び

つきやすく、体内への酸素の取り込み機能を低下させます。

 

タバコを吸う人は吸わない人に比べて、狭心症や心筋梗塞を発症

するリスクが約3倍とされています。

喫煙習慣は全身の細胞を酸化(老化)させる作用も強いのです。

【第2位】高血圧

血管の中にある血液は、想像以上のスピードで流れていきます。

心臓から送り出された血液は、全身をめぐってわずか1、2分で

再び心臓にもどってきます。

全身の血管をすべてつなぎ合わせると、9~10万キロメートル

にも達し、ボンプ役の心臓はそのすべてに血液を循環させなければ

ならないので、すごい力で血液を押し出しているのです。

 

ところが動脈硬化が進んだりすると、血管は少しずつ厚く硬く

なって、血液の通り道が狭くなります。

すると血液を送り出す心臓に大きな負担がかかることになるので、

血圧が上がってしまうのです。

そして、血圧が上がると、血管が傷つきやすくなり動脈硬化を

さらに進めてしまいます。

【第3位】脂質代謝異常

血液中の脂質のうちでとくに動脈硬化と関連性の高いものには、

LDLコレステロールHDLコレステロール、さらに中性脂肪

あります。

 

コレステロールは生命活動に必要な成分でもあるため、

LDLコレステロールは肝臓からコレステロールを全身に運ぶ役割を

担っています。

しかし、その量が多くなると、余ったコレステロールを血管へ

置き去りにしてしまいます。

 

一方、HDLコレステロールは血管などの組織から余分なコレステ

ロールを回収して、肝臓へと戻す働きがあります。

 

アテローム性動脈硬化は、コレステロールが血管壁の内部にたまる

ことで進行するので、LDLコレステロールを「悪玉」と呼び、

HDLコレステロールを「善玉」と呼ぶようになったのです。

 

中性脂肪には、善玉も悪玉もありませんが、その量が血液中に増え

ることで善玉のHDLコレステロールが減ると同時に、悪玉のLDLコレ

ステロールが小型化し、「超悪玉」と呼ばれる状態に変化してしま

います。

つまり、多すぎる中性脂肪は動脈硬化に悪影響を与えるのです。

【第4位】高血糖

高血糖とは、血液中にブドウ糖が高い濃度で含まれている状態です。

わたしたちは、食べ物から節酒した炭水化物や糖分の多くを、

ブドウ糖の形に分解して体内に吸収しています。

 

そのため、食後は血糖値が増えますが、すい臓からインスリンが

分泌されることで、ブドウ糖の代謝機能を高め、結果として、

血糖値を一定の範囲に抑えているのです。

 

しかし、暴飲暴食と運動不足の生活を長く続けていると、内臓脂肪

が蓄積し、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」と

いう体質に変化してしまいます。

そして、「インスリン分泌不全」という状態になるのです。

この状態に陥ると、血糖値が高い状態が続き、やがて糖尿病と

診断されます。

 

この段階で、血管は動脈硬化へと突き進んでいるのです。

血液中に増えすぎた糖分は、体内のたんぱく質と結び付いて

AGEs(終末糖化産物)」という凶悪な物質を作り出します。

このAGEsは活性酸素よって血管に傷をつけます。

さらに、血管壁の内部にも侵入し、アテローム性動脈硬化のコブの

内部でLDLコレステロールを酸化するなどして、動脈硬化の進行に

拍車をかけるのです。

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●上記のリスクを改善することが、アンチエイジングにむすびつくのです。

 

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