23うつ病

うつ病の治療

2016/05/09

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1957年に、イミプラミンの抗うつ作用が発見され、

それまで直接の治療薬のなかったうつ病に薬物療法の道が拓けました。

その後、イミプラミンと同様の三環構造をもつ抗うつ薬

が次々に開発され、現在まで抗うつ薬の中心となっていました。

 

しかし、三環系抗うつ薬には、口の渇きや便秘などの

副作用もあり、最近ではより副作用の少ない

SSRI(選択的セロトニン再取り込み阻害薬)、

SNRI(セロトニン・ノンアドレナリン再取り込み阻害薬)

といった薬物も登場しています。

 

SSRIは脳内伝達物質のうちセロトニン系に働き、

SNRIはセロトニン系とノンアドレナリン系に作用します。

いずれも投与初期に胃腸症状が1~2週間みられるのを

除けば、三環系抗うつ薬と比べて副作用が少ないため、

現在では薬物療法の中心となっています。

 

しかし、抗うつ薬は飲んですぐに効果が出るわけではなく、

毎日飲み続けて、1~2週間かけて効果が出るものです。

治療効果のピークは8週目くらいになるため、それまでは

無理をしないで、仕事を減らしたり、休養したりして、

脳や身体の疲れをいやし、エネルギーの消耗を防ぐ必要があります。

 

うつ病になる人には、メランコリー親和型性格の人が

多く、すこし良くなると今までの遅れを取り戻そうと

して、早く仕事をはじめ過ぎて治療が振り出しに戻る人や、

再発する人もいます。

 

再発防止のためには、仕事や義理は、ほどほどにする

生活パターンの変更が必要です。

性格を変えることは簡単ではありません。

 

しかし、「まじめで几帳面」「融通がきかない」

などの性格を自覚していると、普段から無理をしない、

ストレスの原因となるものを避けるなどの対処が

可能となります。

うつ病は治るということを知っておきましょう。

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