23うつ病

うつ病の要因

2016/05/09

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うつ状態が起こる原因を大きく3つにわけて考えます。

1.身体の病気や薬が原因のうつ状態

身体の病気といっても、病気になったから、そのことを

悲観して落ち込むというのではなく、身体の病気や薬の

ために体の中のいろいろな物質のバランスがくずれて、

それが脳に影響を与えてうつ状態になることがあります。

これを「身体因性うつ病」と呼びます。

 

原因となる身体の病気としては、膠原病(こうげんびょう)

や脳血管障害が有名です。

原因となる薬剤としては、副腎皮質ステロイドや

パーキンソン病の薬などがあります。

 

2.性格や環境が原因となって起きるうつ状態

普通に考えて、もっとも理解しやすいのは、親近者の死や

会社の倒産などという環境のストレスが原因となって

生じるうつ状態です。

しかし、かなりのストレスがあっても落ち込まない人も

いれば、すこしのストレスで落ち込んで思い悩む人も

いますから、性格と環境を切り離して考えることは

できません。

このタイプのうつ状態には、いろんな名前がありますが、

神経性うつ病」という言葉が良く使われます。

 

3.原因がはっきりしないうつ状態

もっとも理解しにくいのが、このタイプのうつ状態です。

脳の中で機能している物質に何らかの異常があると考え

られていますが、くわしいことはわかっていません。

このタイプのうつ状態を「内因性うつ病」と呼びます。

最近は、同じような意味で「大うつ病」という場合もあります。

 

●うつ病になりやすい性格とは

うつ病を発症しやすい性格には、「循環性格」「執着性格」

「メランコリー親和型性格」の3つのタイプがあります。

 

○「循環性格」

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社交的で親切、善良で温厚、明朗で活発である反面、

物静かで気弱。

優柔不断で八方美人的性格のため、決断力が弱く、

板ばさみ状態になってうつ状態に陥る。

 

○「執着性格」

几帳面、仕事熱心、凝り性、強い義務感・責任感、徹底的、

正直、生真面目、ごまかしができない、与えられた課題を

無理してこなそうとするため、心身ともに疲れ果てて

うつ状態に陥る。

 

○「メランコリー親和型性格」

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秩序を愛し、他人との円満な関係を尊ぶ性格。

基本的には執着性格とほぼ同じ。

献心的、人と争えない、頼まれるとイヤと言えない。

対立したときは自分から折れる性格。仕事の性格さに

こだわりすぎて、仕事の質と量の矛盾に悩むタイプ。

 

人との一体感を大切にするので、親近者との離別には

精神的に耐えられない。

 

また、うつ病になりやすいパターン(傾向)というのもあります。

○「否定的自己認知」

自分はダメな人間だと否定的に考える。

 

○「対人認知」

他人から自分をどう見られているかにこだわる。

 

○「脅迫的思考」の傾向

完全でないと気が済まない。

 

上記の性格は日本人によく見られるタイプです。

性格面や傾向は知っておいた方がよいですね。

 

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