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コーヒーとがん

コーヒー4

塩分と胃がんとの関連が確実とされる以外は、食事関連

の要因ががんの発生率に与える影響はそれほど大きくない

のではと考えられています。

 

その中で、いくつか健闘している食品があります。

そのひとつがコーヒーです。

 

ある研究で、10万人にコーヒーを飲む頻度とがんの

発生率を調査した結果によると、

肝がんのリスクは、コーヒーを飲む量が増えるほど

低いことがわかった。

 

「ほとんど飲まない」に比べて、「毎日飲む」では

約5割、「1日5杯以上」では約7割も低くなった。

カフェインの作用であれば、緑茶でも同様の結果が

得られてもよさそうだが、緑茶では関連がみられない

ことから、コーヒー独自の成分が原因と考えられます。

 

大腸がんリスクは、女性でコーヒーをよく飲む人ほど

リスクが低くなる傾向がみられた。

男性では、大腸がんに影響の大きい飲酒や喫煙の習慣が

ある人が多く、コーヒーの効果は見られない。

 

膵臓がんもコーヒーによるリスク低下が見られた。

これらのがんは、いずれも糖尿病と診断された人に

発生しやすいことがわかっています。

 

そして、コーヒーによる糖尿病予防効果も知られて

いるので、何らかの原因が共通に作用しているかも

しれません。

 

2005年以降に発表された日本人を対象にした疫学研究

のすべてが「コーヒー飲用者に肝がんの発生率が低い」

ことを示しています。

 

ただし。コーヒーはいいことばかりではありません。

飲みすぎると、胃が荒れたり、高血圧や脂質異常症を

もたらすことが指摘されています。

リスクと利益のバランスが必要です。

 

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