1 健康長寿 8 がん

食べ物と病気

げんえん

食べ物と健康との関係には、さまざまな情報があり、

関心が高いと思いますが、その情報の吟味には特別の

注意を払う必要があります。

 

たとえば、コーヒーを1日3杯以上飲む女性は、大腸がん

になるリスクが、ほとんど飲まない女性の約半分だという

結果が紹介されました。

 

これを見た人の頭の中には、「コーヒーを飲むと大腸がん

のリスクが半分になる」とインプットされます。

もちろん実際には、そう単純な話ではない。

 

まず、同様の研究成果があるのかを調べたり、要因は

何かも調べなければ、真実かどうかわからない。

可能性がある程度に認識するのが正しいのではないだろうか。

 

●塩分とがん

塩分と高血圧との関連はよく知られている。WHOでは、

塩分の摂取量は、1日あたり5グラム未満にすることを

推奨している。

 

しかし、日本人の平均摂取量はおよそ11グラムです。

脳卒中予防の減塩運動で減らしてはいるが、ようやく

この数字です。

 

日本人は全般的に塩気の強いものが好きで、塩分摂取量も

多いことがわかる。

それに関連してか、日本では、脳卒中と胃がんが多く、

発症率は塩分摂取量に概ね連動している。

 

高塩分濃度の食品の習慣的な摂取は、胃の粘膜を保護

している粘液を破壊して、炎症をおこす。

このような状態は、ヘリコバクター・ピロリ菌という

細菌の持続感染を招く。さらに胃の慢性炎症により、

胃がんになりやすい状況となる。

 

塩分の摂取量は、5グラムを目指していきましょう。

 

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