5 若返り

体の酸化を打ち消す抗酸化物質の働き

こうさんか

老化を遅らせる対策と治療の大きなカギをにぎるのが

日々の食事内容であり、体の酸化を打ち消す抗酸化物質の働きです。

抗酸化食品を効率よく摂取する目安となるものが、「食品の色彩」なのです。

体の中では、つねに「酸化」が起きており、これが細胞に影響し、「老化」をすすめる原因といわれ、がんの発生にも関与しています。

赤、黄、緑、紫など、色鮮やかな野菜や果実、魚介類には、体の酸化に対抗する抗酸化物質がたくさんあります。

これが、第7の栄養素ともいわれるフィトケミカルで、主に食品固有の色・香り・辛み・苦みなどの成分で、約1万種類もあるといわれています。

 

特に、紫外線をまともに浴びる植物は、抗酸化物質を作りだすことによって身を守り、生き延びてきました。

その抗酸化物質が天然の色素成分に豊かにふくまれています。

効果を持つ成分には、「カロテノイド」の仲間として人参、かぼちゃに多く含まれる「β-カロテン」、赤いトマトに含まれる「リコピン」、ブロッコリーなどの緑の野菜に多い「ルティン」、温州みかんなどに含まれる「β-クリプトキサンチン」、唐辛子に含まれる「カプサイシン」などがあります。

フラボノイドの仲間では、ぶどうやブルーベリー等に多い紫の「アントシアニン」、緑茶に多い「カテキン」、カレーのスパイスなどに含まれる「クルクミン」など多種多様で、こうした色素成分の数は5000種類以上もあるといわれています。

また、最近では植物ばかりではなく、サケ、海老、かになどの赤い魚介類に含まれる「アスタキサンチン」の強い抗酸化力も注目されています。

 

動脈硬化などの血管の老化を防止するためには、まず肉類の脂肪を減らす必要があります。

それに比べて、イワシなど魚の油は血管を若く保つ働きがあります。

高血圧予防のために、塩分も控えましょう。

高齢になると、「かむ力」や「飲み込む力」が衰え、腸の動きも鈍くなるため、消化のよい食事を心がけることが大切です。

食欲が低下すると、抵抗力が弱まるので、たんぱく質をしっかりとり、脱水にならないように、水分補給もしっかりと行ってください。

 

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