1 健康長寿

口呼吸の危険性!

くちこきゅう

口やのどの粘膜にも多少の免疫防御機構はありますが、

鼻に比べると、格段に免疫力は下がります。

 

風邪などを引きやすくなるだけでなく、体内に入り込む

花粉などの異物が増えることにより、アレルギーを起こし

やすくなります。

また口には空気を温めたり、加湿したりする機能はないため、

不適切な温度や湿度の空気が気管や肺に入ることで、

炎症を起こしやすくなります。

 

口呼吸を普段行っていると、呼吸しやすいように舌が後方に

行くようになります。

口の後方にある舌は、睡眠時に脱力すると、のどのほうへ

落ちて気道をふさぎ、睡眠時無呼吸症候群になってしまい

ます。

 

睡眠時無呼吸症候群の特徴はいびきです。

睡眠中にのどが狭まるなど、スムーズな呼吸が妨げられると、

呼吸の通り道である気道が震えていびき音が出ます。

つまりいびきをかくということは、呼吸がうまくできて

いないということです。

 

それがさらに進むと、のどが完全にふさがれて呼吸が

数秒止まります。

夜中に何度も呼吸停止する睡眠時無呼吸症候群になり、

きちんとした睡眠が取れなくなります。

 

睡眠時無呼吸症候群は高血圧や心不全などの心血管病との

合併が多いというデータがあります。

 

特に薬が効きにくい高血圧「薬剤耐性高血圧症」は80%、

心不全は76%が睡眠時無呼吸症候群を合併していて、

その割合の多さは圧倒的です。

 

睡眠時無呼吸症候群が深刻な心血管病を引き起こし、

さらには心血管病を悪化させていると考えられています。

口呼吸の場合、口の中が乾燥して、口の中の唾液が不足

しがちです。

 

唾液は実に多くの役割を果たしていて、不足すると、

いろいろな問題が起こります。

食事のとき、虫歯菌が炭水化物などを分解する際に酸を作り、

口の中は酸性に傾きます。

 

酸性の状態が長く続くと、歯の表面が溶けて、虫歯に

なりますが、唾液があれば、酸を中和して、口の中の

ペーハーを正常に戻してくれます。

 

唾液が不足すると、口の中が酸性に傾いたままの状態が続き、

虫歯ができやすくなるのです。

 

また、口呼吸をしていると口臭が強くなります。

口呼吸には、十分注意が必要です。

 

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