1 健康長寿

鼻呼吸のメリット

はなこきゅう

鼻呼吸とは、口を閉じて、鼻で呼吸することです。

 

鼻は空気清浄機であり、加湿器、でもあるのです。

鼻は外敵から体を守っている、大事な免疫機構です。

空気の中に交じっている埃や花粉、ウイルスや細菌、

異物を取り除く空気清浄機の役割を果たしています。

 

それらの異物は、まず鼻毛がキャッチします。

鼻毛を潜り抜けたものは、繊毛(せんもう)がとらえます。

繊毛とは鼻の粘膜にびっしりと隙間なく生えている

直径1000分の1ミリの毛です。

 

繊毛は1秒間に15~17回程度の速さで小刻みに動いて、

体内に入ったウイルスや雑菌をセキや痰と共に体外へ

排出したり、唾液と一緒に胃に送り込んで、胃液によって

分解します。

 

このようにして外敵が増殖したり、肺に入り込まない

ように防衛しているのです。

繊毛運動は空気の乾燥や低温に弱く、日本で冬に風邪や

インフルエンザが流行るのは、繊毛運動が低下して、

外敵をうまく排除できなくなるのも一因です。

 

また鼻の粘膜は、空気を肺に送り込む前に、空気を適切な

温度にして、十分な湿度を加える加温器の役割も果たして

います。

 

肺の中の細胞はとても繊細で、冷たく乾燥した空気や

熱い空気をそのまま肺に送るわけにはいきません。

冷たい空気が温められずにそのまま入ってくると、

気管支は驚き、痙攣して、ぜんそく発作のようなセキが

出たり、息が苦しくなったりします。

 

冷たい空気が鼻に入ると、粘膜の血管が膨張して鼻腔内を

狭め、暖かい血流で空気を暖めます。

乾燥した空気が入ってきたときは、鼻水が出て空気に湿度

を加えています。

 

熱い空気が入ってきたときは、鼻水が出て、熱を鼻水と

共に逃がして、空気の温度を下げます。

 

鼻には、すごい調整機能があって、人間の体を守るように

できているのです。

 

鼻呼吸をおすすめします。

 

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