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現代人の8割が罹る「歯周病」

2015/04/25

歯周病

歯周病とは、歯と歯ぐきの間に繁殖する細菌に感染し、歯の周りに炎症が起こる病気だ。

炎症が歯ぐきに限定されている場合は歯肉炎、それ以上に進行すると歯周炎(歯槽膿漏)と呼ばれている。

この「歯周病」の現状と予防法について、「プラスEプロジェクト」がまとめたレポートをもとに紹介する。

歯周病の原因としては、食べカスの残留による細菌の増殖から引き起こされるものが多く、はじめは自覚症状がないまま進行し、気づいた頃には歯周炎が非常に進行しているケースが多いという。

歯周炎が進行すると、歯が抜け落ちるなどの症状だけでなく、全身に影響が及ぶこともあるのだそうだ。

 

厚生労働省が2012年11月に公表した「平成23年患者調査の概況」によると、全国(福島県および宮城県の石巻・気仙沼医療圏を除く)の総患者数のうち、「歯肉炎及び歯周疾患者」は265万7,000人。

高血圧疾患、糖尿病に次いで3番目に多いという。

なかでも、中年期以降は、加齢により歯ぐきがやせやすくなり、免疫力が低下するなどの影響から歯周病にかかりやすい傾向にあるのだそうだ。

この歯周病を予防して口内の健康を保つには、正しい歯磨きを行うことで口内の食べカスを減らし細菌を増殖させないことと、生活習慣の改善、特に食生活の見直しが重要だという。

また、疲れやストレスがたまっていたり、喫煙などの習慣があると、免疫機能が落ちて細菌に感染しやすくなるのだそうだ。

 

食生活では、バランスのとれた食事をすることが大切なのは言うまでもないが、中でも細菌に打ち勝つ抗酸化作用のあるビタミン C/E を含む食品を積極的にとることで歯周病予防に効果があると言われているという。

ビタミン C やビタミン E を破壊するといわれているタバコは控えめにし、規則正しい生活や十分な睡眠をとることも重要だ。

 

ところで、なぜビタミン E が歯周病予防に有効なのだろうか。

脂溶性のビタミン E は、「トコフェロール」とも呼ばれ、特に「D-α-トコフェロール」は自然界に広く普遍的に存在しているのだという。

このビタミン E は細胞や組織に悪影響を与える活性酸素から細胞膜を守り、脂質に含まれる脂肪酸が酸化して過酸化脂質とならないようにする働きをもっており、この抗酸化作用が口内細菌の繁殖を減らし、歯周病予防に繋がっていると推測されているのだという。

 

ちなみにビタミン E は、ビタミン A、ビタミン C と合わせて摂取することで、より免疫力が高まり、細菌に侵されない体づくりができるのだそうだ。

ビタミン E は、煎茶や抹茶の茶葉に多く含まれるほか、なたね油・マーガリンなどの油脂類、アーモンド・ヘーゼルナッツ・大豆などの種実類、たらこ・いくらなどの魚卵類、かぼちゃ・アボガド・モロヘイヤなどの緑黄色野菜に多く含まれているという。

 

結論として、歯周病を予防するためには、煙草をやめて、規則正しい生活をし、緑黄色野菜を食べるようにすれば良いのではないでしょうか。

ぜひやつてみてください。

 

 

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