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関節の老化の原因

2014/09/13

 

関節の老化の原因

 

高齢者の転倒の原因としては、姿勢の悪さ、筋力の衰え、

そして柔軟性の問題が挙げられます。

 

 

柔軟性がない、体が硬い、すなわち関節の可動域が狭いのは、

生まれつきの関節のつくりの問題もありますが、

周辺の筋などが縮むためです。

 

男性は生まれつき筋肉が多い分、女性よりも柔軟性が

少ないうえ、日常動作での動きにバラエティが乏しく、

運動習慣がない成人男性は年を経るごとに柔軟性を

失いがちです。

 

 

なぜ柔軟性は重要なのでしょうか? 

 

例えば、しゃがんだとき足首が硬いと重心が後ろに

かかり、転んでしまいます。

 

前屈したときも、体が柔らかければ骨盤が前に深く倒れ

ますが、体が硬いと骨盤が倒れず、その代わりに背骨の

腰の部分、腰椎を曲げることになり、腰椎や腰回りの筋

などに負担がかかってしまい、腰痛を起こします。

 

柔軟性がないと、転倒やけがをしやすく、危険です。

 

長年動かしてきたことによって関節の軟骨が摩擦によって

すり減ったり、けがなどで亀裂が入ったりして、年を経る

と関節の軟骨が薄くなる傾向があります。

 

そのために関節の滑りが悪くなり、関節が傷つきやすく

なります。

 

 

関節の軟骨の損傷は、高齢者に多い変形性関節症の大きな

要因の1つです。

 

関節の酷使で関節がすり減ると考えると、歩いたり、

運動したりすることを避けたくなります。

 

確かに過剰な運動はよくありませんが、運動しないことに

よる関節の負担増大のほうがより問題です。

 

 

例えば足首の柔軟性がないと、それを補うためにひざや

もう片方の足首節に負担をかけることになり、その結果、

変形性関節症になることもしばしばあります。

 

関節周辺の筋力が不足すると、筋肉で支えるべき体重が

関節にかかり、負担が大きくなります。

 

また関節同士を結合する靭帯や、筋肉と骨を結合する腱は

長年の間に少しずつ弾性が低下していくため、年を取ると、

関節がこわばった感じがするようになります。

 

 

次第に靭帯が断裂しやすくなり、断裂した場合の治りが

遅くなります。

 

靭帯と腱を維持する細胞の活動性が低くなるためです。

しかし、そこで動かさないと、関節がさらに硬くなって

いき、細胞の活動性もさらに低くなります。

 

バランスよく、すべての関節の柔軟性を保ち、動かして

新陳代謝を良くして細胞の活動性を上げ、関節周りの

筋肉を適切に鍛えることが大切です。

 

 

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