玉ねぎは優秀な健康食品だ !
2021/04/26
「玉ねぎ」は、体にとてもいい。
世界の歴史を見ても、それは証明されている。
「栄養価が高く、神秘的な薬効を秘めた野菜」として、5千年以上前の古代エジプト時代から、世界中で珍重されてきた。
現代に生きる私たちにも身近なたまねぎは、多くの健康効果をもたらしてくれます。
目次
玉ねぎの主な効果
では、何がどのように体にいいのか。
玉ねぎには、様々な健康効果がある。
切ると鼻にツーンときて涙をポロポロ流させるイソアリインなどのイオウ化合物は「血糖値を下げる」「血中脂質、悪玉コレステロールを減らす」「疲労回復」「精神をなだめる」「抗菌」などの健康効果が見つかっている。
また、「血管年齢を10~20歳若返らせる」「効果の高い天然の抗がん物質」と話題のポリフェノール類、ケルセチンも豊富。
さらに、新陳代謝を高めてくれる効果もあり、メタボ予防、改善にもよい。
腸内を活性化させるビフィズス菌の大好物、オリゴ糖が野菜の中で一番豊富。
それに食物繊維も加わって、おなかスッキリ。便秘、冷え症、むくみ、肌荒れの改善にも最適だ。
血液を若返らせ、血液をサラサラにし、血中脂肪を減らし、新陳代謝を高める。
これだけ聞いただけでも、玉ねぎを毎日食べる価値はある。。
わたしも毎日食べていますが、少し刺激のあるおいしさに慣れてきます。
病気は予防がもっとも大切です。
健康に注意して、病気を予防しましょう。
知識だけでは、健康にはなりません。実行が大切です。
更に継続がより重要です。
玉ねぎの皮茶が血圧を下げる !
たまねぎは、健康にとってもよい野菜ですが、その皮には、ケルセチンというミネラルがたっぷりと含まれているのです。
ケルセチンとは?
ミネラルは、ビタミンとともに代謝機能を助け、調節する成分です。
玉ねぎの皮のに含まれるケルセチンは、皮の茶色い色素の成分で、強力な抗酸化作用を持っていることがわかりました。
抗酸化作用とは、高血圧や動脈硬化、がん、老化などの原因となる活性酸素の発生を抑える機能のことです。
赤ワインのポリフェノール、お茶のカテキン、ごまのリグナンなどが、知られていますね。
さらに、玉ねぎの皮の色素には、プロトカテキュ酸という抗酸化物質も含まれています。
プロトカテキュ酸は、体内で吸収されやすく、煎じただけで、成分をしっかり抽出することができます。
玉ねぎの皮茶は高血圧のほか、心筋梗塞や脳卒中などを予防する効果があります。
玉ねぎの皮茶は、味も香ばしく、飲みやすいお茶です。
ぜひお試しください。
玉ねぎは血栓を溶かす
玉ねぎは、健康・アンチエイジングに必須ですが、注目されるのは、血栓をとかす効果があることです。
それは、玉ねぎを切ったときに目にしみる成分や硫化プロビルの働きで、血液中の悪玉コレステロールを減らし、血液をきれいにします。
悪玉コレステロールが減れば、血圧が下がって血栓ができにくくなるので、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの血管系の病気を予防することができます。
玉ねぎの成分で、ジサルファイド系化合物に、血糖値を下げる作用があります。
しかも、この成分は、血糖値が高いときだけに作用するので、糖尿病の改善にも最適です。
他に、玉ねぎには、がんや老化の原因となる活性酸素の働きを抑える抗酸化作用、肝臓のアルコール代謝を促進して、二日酔いを防ぐ働きなどがあります。
玉ねぎを食べて健康に !若返り!
メタボは、肥満に加えて、血糖値が高い、血圧が高い、脂質異常の内、2つ以上当てはまる人が該当します。
メタボであっても、すぐに重い病気になるわけではありません。
しかし、メタボでない人に比べて心筋梗塞や動脈硬化などを発症するリスクが高まります。
いずれも摂取エネルギーが多すぎたり、運動不足で消費エネルギーが少ないことが原因なので、少しでも体脂肪を燃やすことが大切です。
その大きな味方が「玉ねぎ」なのです。
玉ねぎが脂肪を燃やす
玉ねぎに含まれている辛み成分のシステインには、体内の余分な脂肪の蓄積を抑えてくれる効果があります。
また、同じく辛み成分の硫化プロピルが空気に触れると、チオスルフィネートという成分に変わりますが、この成分には血液をサラサラにしたり、脂肪をより燃焼させる効果があります。
ぽっこりお腹を解消
玉ねぎは、100グラム当たりのカロリーが37kcalと低く、食物繊維も豊富に含まれます。
食物繊維は、体にためこんだ余分な老廃物や毒素を排出してくれる大切な成分です。
食物繊維をたくさん摂ると大腸が活発に動くため、便秘が解消したり、全身の新陳代謝がよくなってやせやすい体になります。
つまり、腸が活発にに動いていれば、多少の運動不足であっても内蔵に極端に脂肪はたまらないのです。
玉ねぎには、ぽっこりお腹を解消してくれる食物繊維が含まれているうえに、腸内の善玉菌の活動を助けるオリゴ糖も豊富なのです。
玉ねぎは血圧を下げる
高血圧は、自覚症状はそんなにありませんが、血圧が高くなると、血管に強い圧力がかかり、脳出血や心筋梗塞などを発症しやすくなります。
玉ねぎには、カルシウムやカリウム、マグネシウムなどの降圧作用のある成分が含まれているので、血圧の上昇を抑制します。
また、玉ねぎの皮に多く含まれるフラボノイドの一種であるケルセチンには、血圧を低下させたり、血管を丈夫にする効果がある。
さらに、玉ねぎに含まれる硫化アリルのひとつであるアリシンには、血管を広げて血流をよくし、血圧を下げる効果があります。
そのほか、グルタチオンという成分には、抗酸化作用もあり、玉ねぎは、血液力・血管力を高める作用が高く、血圧の上昇を抑えながら健康を維持してくれる味方です。
玉ねぎは血糖値を下げる
ブドウ糖は、脳や体を動かす人にとって欠かせないエネルギー源です。
しかし、血糖値が上がった状態が続くと血液中のブドウ糖が脂肪に替わり、太りやすくなってしまいます。
この血糖値の上昇を抑えてくれるのが、玉ねぎに含まれる「硫化アリル」という辛み成分です。
この硫化アリルは、血糖値を下げるほか、肝臓の代謝を高めて脂肪の燃焼効果をアップさせたり、ビタミンB1の吸収を促進して新陳代謝を活発にしたり、血栓を予防したりするなど、健康に保つ働きがあります。
硫化アリルは、水溶性なので、水にさらすと大事な栄養素が水の中に溶け出してしまいます。
玉ねぎのパワーを取り入れるためには、切ったら水にさらさずに30分以上放置して辛みを飛ばすか、スープやみそ汁にして、汁ごと食べるのがおすすめです。
玉ねぎでアンチエイジング
老化を促進する活性酸素は、増えすぎると細胞や遺伝子を傷め、シミやシワの原因となったり、さまざまな生活習慣病を引き起こす原因になるといわれています。
この活性酸素を取り除いてくれるのが「抗酸化物質」です。
老化そのものを止めることはできませんが、抗酸化物質が効果的に働いてくれれば、老化のスピードをゆるやかにすることが可能なのです。
玉ねぎに含まれる強力な抗酸化物質「ケルセチン」は茶色の皮の部分には、中身の白い部分の約20倍のケルセチンが詰まっています。
さらに、玉ねぎに含まれる「グルタチオン」は、体の中のさまざまな有害物質を解毒したり、中性脂肪が酸化してできる「過酸化脂質」を除去する力があります。
グルタチオンは、特に体内の解毒の要となる肝臓で威力を発揮します。
体に不要なものを外に排出することで、体を細胞から元気にして老化を防ぎ、若さを保つことができます。
玉ねぎで血液サラサラに
血液がドロドロになると毛細血管内での血流が悪くなり、高血圧や高血糖、高脂血症などになりやすくなります。
また、体内のLDL(悪玉)コレステロールが多いと血管の老化を促進します。
玉ねぎには、タンパク質が多く含まれていますが、タンパク質はすべての必須アミノ酸を含んでいます。
特に、システイン、メチオニンが多く、これらは動脈硬化の予防に重要な役割を果たしていると考えられています。
たまねぎを切ったときに涙が出るのは、硫化アリルの一種である「チオスルフィネート」というイオウ成分の仕業です。
このチオスルフィネートは、血中脂肪を燃やしてコレステロール値を下げたり、血栓を予防するなど、血液サラサラ効果も抜群です。
チオスルフィネートは、たまねぎを空気にさらすことで、有効成分を発揮します。
玉ねぎを切るときはできるだけ切断面を多くして、切ったあと20分そのまま放置するのがよいのです。
玉ねぎを食べて健康生活を楽しみましょう!
玉ねぎをしっかり摂る方法
玉ねぎは、オリーブオイルをかけてレンジで加熱する !
健康に、ダイエットにいいことがたくさんの「玉ねぎ」ですが、その効果を取り入れるには、毎日食べることが大切です。
そのために、玉ねぎをおいしく食べられる方法が、オリーブオイルをかけて、電子レンジで加熱する方法です。
この方法だと、フルーツ感覚で食べることができます。
玉ねぎは、加熱することによって、内部の有効成分を濃縮できるので、損失がなく、効率よくいいとこどりができるのです。
玉ねぎを加熱すると甘みが増し、多く摂ることができます。
朝食ならこれだけでも満腹感が得られます。
オリーブオイルが効果を引き出す
玉ねぎに欠かせないのがオリーブオイルです。
オリーブオイルは加熱しても酸化しにくいので、レンジでの加熱もOKです。
この酸化しにくい性質が、老化や生活習慣病の原因といわれる活性酸素の働きを抑えるといわれています。
また、玉ねぎに含まれる糖の吸収を抑える効果のあるケルセチンは、オリーブオイルなどの脂質と一緒に摂ることで、より吸収されやすくなります。
オリーブオイルを適量摂ると満腹感が得られます。
朝食や炭水化物を抜くダイエットをしていると、食物繊維の摂取量が足りなくなるので、便秘になります。
食物繊維は、排便を促進して便秘を解消する効果や肥満予防にも効果があるとされています。
玉ねぎには、この食物繊維が豊富に含まれ、オリーブオイルと食物繊維を一緒に摂ると、腸内環境がよくなることが分かっています。
なぜ、オリーブオイルなのかというと、オリーブオイルには、悪玉コレステロールを回収し、善玉コレステロールを増加させるオレイン酸が多く含まれているからなのです。
また、オリーブオイルには、エクストラバージンオイルをおすすめします。
たまねぎ氷の作り方
作り方は簡単だ。
玉ねぎをレンジでチンして、ミキサーにかけ、製氷皿に流し入れて凍らせれば出来上がり。
1日2個(50g)を、みそ汁、ご飯、カレー、ヨーグルト、ドリンクなどに加えて食べるだけ。
冷凍庫で2か月以上保存できる、など楽で便利でおいしくて、その上、体にもいいのだ。