26マインドフルネス

ワーキングメモリとは? 集中力を高めるには?

2020/10/14

ワーキングメモリとは、作業するときに一時的に必要な情報を脳に記憶して、処理する記憶能力です。

ワーキングメモリは、作業記憶とも呼ばれ、会話や読み書き、計算の基礎といった、日常生活や仕事・学習を支える重要な能力なのです。

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ワーキングメモリとは、どんなもの?

ワーキングメモリとは具体的にどのようなものを指すのかというと。

例えば、電話をかけるとき、

電話番号を見て電話番号をサッと覚え、電話を手に取りプッシュするまでの数秒間は電話番号を記憶することができます。

しかし、電話番号をプッシュし終えた途端に、かけたばかりの電話番号をすっかり忘れてしまう、というのはよくあることです。

この例から分かるように、ワーキングメモリは、ほんの短時間だけ情報を記憶する能力です。

 

ワーキングメモリでは、新たな情報が入ってくると古い情報はどんどん消されていきます。

ワーキングメモリは容量が少ないのです。

 

ワーキングメモリの働きが低下するとどうなる?

もともとの容量がとても少ないワーキングメモリですが、もしワーキングメモリの働きが低下すると、どうなるのでしょうか。

例えば、パンを買おうとコンビニに行ったのに、欲しい雑誌を見つけてそれを買って家に帰ったのだが、肝心のパンを買う事を忘れてしまったりします。

これは、ワーキングメモリがうまく働いていない状態です。

 

これと似たようなことは仕事中にも起こります。

たとえば、長い英文を読んでいるときなど、分からない英単語を辞書調べているうち、調べていた英文の単語が文中のどこにあったのか忘れてしまい、英文をまた、最初から読み直しているような状態です。

 

つまり、ワーキングメモリの働きが低下すると、目的を達成するため記憶していた複数の情報のうち、最初に記憶していた情報から失われていくわけです。

こうなると、日常生活や仕事の効率に悪影響が出てきます。

逆にワーキングメモリの働きが向上すれば、日常生活や仕事の効率が向上するはずですね。

 

集中力を高めたり、作業効率を上げるためには、ワーキングメモリの働きをよくすることが必要なのです。

そのためには、「ワーキングメモリを鍛えること」と「ワーキングメモリを解放すること」が重要なことなのです。

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ワーキングメモリを鍛える方法

ワーキングメモリの容量は少なく限界がありますが、ワーキングメモリを鍛えると容量が増やせることが分かっています。

ワーキングメモリを鍛える方法をご紹介します。

 

日常生活で楽しいことを考える

ワーキングメモリを鍛えるために、できるだけ楽しいことを考えながら日常生活を過ごします。

すなわち、楽しいことを思い出したり想像したりすることで、脳の特定の領域が大きくなり、活性化する可能性があるということです。

ワーキングメモリの増強にもつながりそうです。

 

イメージングをする

日常的にワーキングメモリを鍛えるため、生活に「イメージング」を取り入れるのも効果的です。

イメージングとは、頭の中にイメージを思い浮かべる訓練のことです。

本を読んだり、ラジオドラマや落語のCDを聴いたりして、情景をイメージするのもよいかもしれません。

複数の食材から作る料理をイメージするのも有効です。

 

運動をしながら知的作業をする

ワーキングメモリを鍛えるには、運動をしながら知的作業を実践するのもおすすめです。

2つの作業を同時に行ない脳を混乱させると、脳は混乱を整理しようと働きます。

この働きが脳の活性化につながり、ワーキングメモリを鍛えることになるのです。

例えば、ウォーキングをしながら単純な計算を行う、あるいは、ウォーキングをしながら昨日の仕事内容を思い出してみる、など。

 

日常生活の中でワーキングメモリを鍛える

ワーキングメモリは、日常生活の中でも鍛えることができます。

ワーキングメモリは会話や料理、買い物などで使われているので、通常の日常生活を送っていれば十分に鍛えられる。

適度に体を動かしながら、料理をしたり、掃除をしたり、人と楽しく会話したりすることで、自然と鍛えられるのです。

集中力のアップのために、日常生活を大事にするということも大切です。

 

前頭前野を活性化させる

神経内科医の米山公啓氏が提唱する、ワーキングメモリを鍛えるための7つの方法です。

1.新聞を読解し、印象に残った単語を4つあげる。

2.電車の吊り広告を見て覚え、単語を思い出す。

3.会話中の内容を記憶するように聞く。

4.新曲を覚えカラオケで歌詞を見ずに歌う。

5.読書や音楽鑑賞の際に、頭のなかでイメージをつくり出す。

6.いずれも出来事すべてではなく、3つだけを記憶する。

7.いずれも記憶する際、楽しく記憶しドーパミンを出して脳を元気にする。

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ワーキングメモリを解放する方法

ワーキングメモリを向上させるためのアプローチは、ワーキングメモリそのものを鍛えることだけではありません。

ワーキングメモリを解放することも重要です。

もともと容量が少ないワーキングメモリに、次から次へと情報が送り込まれると、先に入った情報からどんどん消えてしまいます。

ワーキングメモリが一杯になると、大事な情報を思い出せなくなったりミスを犯してしまったりします。

つまり、不要な情報を開放することでワーキングメモリに空きを作れることができ、記憶力や仕事の処理能力をアップすることができるのです。

 

メモを取る

ワーキングメモリを解放するには、メモを取ることが有効です。

情報を得たとき、「気になるな、あとで調べてみよう」とか「役に立ちそうだからしっかり覚えておこう」などと考えることがあります。

そのときにメモをしないで頭に残しておこうとすると、ワーキングメモリが圧迫されてしまいます。

必要な情報は、できるだけこまめにメモすることが大切です。

情報をメモしておけば、ワーキングメモリに空きを作ることができます。

どんどんメモを取って、どんどん忘れてしまいましょう!

 

脳を休ませる

ワーキングメモリを解放するには、脳を休息させることも大事です。

脳の処理能力を超えるほどの情報が入っていては、脳の機能が低下し、集中力や仕事のスピードが低下したり、ミスをしやすくなったりしてしまいます。

脳疲労を起こしているのかもしれません。

 

脳を休ませるには、仕事を早めに切り上げじゅうぶんな睡眠をとることを優先します。

ほかに有効な方法として、マインドフルネスがあります。

脳に疲労がたまってストレスが発散できないとき、休んでいるつもりなのに過去の失敗や余計な不安などの雑念が頭をよぎりませんか?

マインドフルネスは、頭に浮かんでくる雑念を取り払い、「今ここに」集中することで、無駄なエネルギーの消耗を抑え、ストレスを緩和することができます。

 

ワーキングメモリを鍛えることで集中力が高まり、日々の仕事の効率が上がってきます。

日常生活の中でワーキングメモリを鍛えていきましょう!

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