14痛風

痛風・高尿酸血症の原因と改善方法は!?

2020/09/15

 

痛風の激痛は、大変な思いをしますが、尿酸値のコントロールと食生活を改善すれば、症状を改善することができます。

痛風・高尿酸血症と診断されたら

痛風は、食生活が豊かになって、高脂肪・高タンパク質の食事が当たり前になっている現在では、だれでもが発病する可能性があります。

食事は私たちの身体をつくる原材料であり、活動のエネルギー源なのです。

したがって、人間の体に必要な栄養素を適正量摂取することが、食事の基本です。

高血圧、糖尿病、高脂血症などは生活習慣病です。

長い間の高脂肪、高タンパク、高カロリーの食事の連続が、こうした病気を引き起こすわけです。

痛風の場合も例外ではなく、高尿酸血症と診断されたら、今までの食生活が間違っていたと考えるべきです。

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高尿酸血症と診断されたら、食生活改善のサイン

もしあなたが、高尿酸血症と診断されたら、とにかくこれまでの食生活を変えなければなりません。

知らない間にあなた流の食パターンができ、そのおかげで痛風が発症したのです。

改めて自分の食生活を振り返ってみると、たくさんの修正点がみつかるはずです。

そして、痛風は尿酸のコントロールが基本になるのです。

血中尿酸値の基準は、

男性 3.1~7.0 mg/dl

女性 2.2~5.4 mg/dl

 

痛風・高尿酸血症を改善する食事療法のポイント

1.適正エネルギーを摂る

2.栄養バランスの良い食事

3.プリン体含有食品を控えめにする

4.アルカリ性食品を十分に摂る

5.水分をたっぷり摂り、尿酸を排出させる

6.アルコール飲料の多飲は慎む

食事は基本ですから、必ず上記のルールを守るように

することが重要です。

アルコールの多飲は慎む

 

プリン体を大量に含むビールは控える

アルコール飲料を飲むと尿酸値が上がります。

アルコールが体内で分解される時に尿酸が作られ、その際にできる乳酸が体内に尿酸を蓄積させるからです。

どのアルコール類でも代謝されるときに尿酸値は上がります。

尿酸の素になるプリン体含有量はお酒の種類によっていくらか違いがあります。

ビールは特に多く、一方、ウイスキー、ブランデー、焼酎などの蒸留酒は、比較的少ないのです。

さらにビールは、高カロリーなので、肥満を促進するなど、痛風患者にはすすめられません。

 

痛風患者は、できれば飲酒は避けた方がよいのです。

しかし、アルコールには精神的にリラックスさせる作用があります。

どうしても飲酒をやめられない人は、適量を厳守することが大事です。

飲酒量は、1日の総エネルギーの1割以内にとどめます。

また、1週間に1~2日は、休肝日をつくることです。

 

アルコールのプリン体含有量

ビール   4.35~6.86mg

地ビール  6.66~16.65mg

発砲酒   2.84~3.83mg

ウイスキー 0.12mg

ブランデー 0.38mg

焼酎(25%) 0.03mg

ワイン   0.39mg

やはり、痛風の方は、ビールは避けるべきですね。

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痛風発作や結石を防ぐために水分をしっかり摂る

季節を問わず尿量が2リットルになるように、水分をしっかり摂取します。

したがって、汗をかいた時は、努めて大量の水分を摂るようにします。

水分は尿だけでなく、汗などで消費されますから、大体1日に3リットルの水分を補給します。

大量に汗をかいたときに、水分の摂り方が少ないと、血液中の尿酸値が高くなって痛風発作が起きやすくなります。

 

また、尿量が少なくなり、結石もできやすくなります。

睡眠中も発汗作用が活発なので、寝る前やトイレに起きたときに、水分を補給するようにします。

 

ただし、水分補給は水・お茶などで摂るようにすることです。

ビールなどのアルコール飲料、ジュース類、甘味を加えたコーヒー・紅茶などは、肥満や高尿酸血症を促進します。

果物では、カリウムや水分の多いスイカや梨などが、よいようです。

 

アルカリ性食品を積極的に摂る

尿をPH6.2~6.8にするのが理想的

高尿酸血症の人は尿が酸性に傾きやすいといわれます。

尿が酸性に傾くと、尿酸が溶けにくくなり、尿路結石を引き起こしやすくなってしまいます。

事実、痛風の人は、尿路結石を起こす人が20~30%いる。

健康な人の50倍以上といわれています。

 

結石があっても症状が出ない場合もありますが、結石が動いて、尿路をつまらせたり、粘膜を傷つけたりすると、激しい痛みや血尿に苦しみます。

このようなことが起きないように、尿をアルカリ性に傾けて、尿酸の結晶を溶かすようにします。

しかし、尿をアルカリ性に傾けるとすべて解決というわけではなく、アルカリ性にばかり傾いていると、今度はカリウムの結石ができやすくなります。

健康な人の尿は、弱酸性といわれていますが、実際は、PH5~8までの間を変動し、体内の老廃物を効率的に排泄しているのです。

 

ちなみに中性は7.0PHです。

7.0より小さくなると酸性、大きくなるとアルカリ性です。

高尿酸血症の人は、尿をPH6.2~6.8にするのが理想的とされています。

アルカリ性食品を食べたからといって、血液中のPH濃度はそれほど変化しませんが、尿は食べる食事によって比較的よく変動します。

したがって、アルカリ性食品を積極的に摂るとよいのです。

ただし、結石の原料となるシュウ酸を多く含むホウレン草や青菜などは、量を控えるのがよいのです。

 

尿をアルカリ化する食品(高い順)

ヒジキ/ワカメ

昆布/干しシイタケ/大豆

ホウレン草

ゴボウ/サツマイモ

ニンジン

バナナ/サトイモ

キャベツ/メロン

大根/カブ/ナス

 

尿を酸性化する食品(高い順)

卵/鶏肉/サバ

牛肉/アオヤギ

カツオ/ホタテ

白米/ブリ

マグロ/サンマ

アジ/カマス

イワシ/カレイ

アナゴ/芝エビ

大正エビ

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プリン体含有食品を控える

食物からより体内で合成される量のほうが多い

体の細胞の核を構成するのがプリン体です。

プリン体から尿酸は作られるために、かって痛風の患者はプリン体を多く含んだ食品を制限されていました。

しかし、食品に含まれているプリン体の大半は腸管内で分解されてしまうことが分かってきました。

 

つまり、実際には食事から摂るプリン体より、体内で合成されるプリン体のほうがはるかに多いのです。

とはいっても、プリン体の過剰摂取はよくありません。

プリン体を多く含む牛、豚、鶏の内臓類やカニミソ、ウニなどをたくさん食べるのは避けるべきです。

また独特のうま味がある珍味類も食べ過ぎは禁物です。

 

これらの食品は、プリン体もさることながら高コレステロール、高カロリーのリスクも高いので、食べ過ぎには注意します。

食品からのプリン体摂取は1日400mgを超えないようにします。

食品に含まれるプリン体

・きわめて多い/食品100g中にプリン体300mg以上

鶏レバー、真イワシ、イサキ、白子、あんこうの肝

カツオ節、煮干し、干しシイタケ、干物類

・多い/食品100g中にプリン体200mg~300mg

豚レバー、牛レバー、カツオ、メバル、オキアミ、真アジ、サンマ干物、大正海老

・やや少ない/食品100g中にプリン体50mg~100mg

豚バラ肉、豚ロース肉、牛肩ロース肉、牛肩バラ肉、牛タン、マトン、ボンレスハム、プレスハム、ベーコン、ウナギ、ワカサギ、ツミレ、ホウレン草、カリフラワー

・少ない/食品100g中にプリン体50mg以下

コンビーフ、ソーセージ、かまぼこ、焼きちくわ、さつま揚げ、カズノコ、スジコ、牛乳、チーズ、バター、鶏卵、豆腐、トウモロコシ、ジャガイモ、サツマイモ、果物、キャベツ、トマト、ニンジン、大根、白菜、ヒジキ、ワカメ、昆布、米飯、パン、うどん、そば

 

特にプリン体200mg以上含むプリン体食品は、

あまり多く摂らないようにします。

 

痛風とはどんな病気?改善方法は?

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