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スーパーフード・キヌアの栄養成分は?

スーパーフード・キヌアは、穀物ではなく「擬穀類」

キヌアの実、つまり種子は品種によって赤、白、黄、紫、黒などの色をしています。

キヌアは植物学的に見ると、ヒユ科アカザ属の一年草です。ホウレンソウやテンサイ(砂糖ダイコン)の仲間で、正確には穀物ではなく、擬穀類(ぎこくるい)です。

穀物とは米、麦、トウモロコシなどのイネ科の植物のことを指します。キヌアは分類上は、穀物ではないのですが、その種子がイネ科の種子とそっくりなので、擬穀類と呼ばれます。

キヌアの実、つまり種子は品種によって赤、白、黄、紫、黒などの色をしています。

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キヌアに含まれる栄養成分は?

具体的に、キヌアの栄養成分と白米を比較してみると下表のようになります。

※100gに含まれる成分量 文部科学省「食品データベース」

項目 単位 キヌア 精白米
エネルギー kcla 359.00 358.00
炭水化物 g 69.00 77.60
タンパク質 g 13.40 6.10
脂質 g 3.20 0.90
食物繊維 g 6.20 0.50
ミネラル
ナトリウム mg 35.00 1.00
カリウム mg 580.00 89.00
カルシウム mg 46.00 5.00
マグネシウム mg 180.00 23.00
リン mg 410.00 95.00
mg 4.30 0.80
亜鉛 mg 2.80 1.40
ビタミン
B1(チアミン) mg 0.45 0.08
B2(リボフラビン) mg 0.24 0.02
ナイアシン mg 1.20 1.20
B6 mg 0.39 0.12
葉酸 μg 190.00 12.00

キヌアのタンパク質は、白米の2倍以上、カルシウムは9倍以上になっています。

炭水化物はほぼ同じくらいですが、タンパク質は2倍以上、脂質は4倍近くになっています。

ミネラルを見ると、カリウムは7倍近く、カルシウムは9倍以上、マグネシウムは8倍近く、リンは4倍以上、鉄は5倍以上となっています。

ビタミンに至っては、B1は50倍以上、B2は10倍以上、B6は3倍以上、葉酸は15倍以上の数値です。

 

必須アミノ酸を多く含み、良質なタンパク質が豊富

優れた栄養成分のなかで、まず最初に注目したいのがタンパク質です。

その含有量の多さはもちろんですが、キヌアには、牛乳に匹敵するほど良質なタンパク質が含まれています。

タンパク質は約20種類のアミノ酸からできています。私たちの体を構成する大切な栄養素であることは言うまでもありませんが、約20種類のアミノ酸のうち、9種類のアミノ酸を、私たち人間は体内でつくることができません。

 

つまり、私たちはこの9種類のアミノ酸を食べ物から摂取しなければならないのです。この9種類のアミノ酸を「必須アミノ酸」と呼びます。

一般的に、食べ物に含まれるタンパク質の栄養価を表現するときも、この「必須アミノ酸」を多く含むものを「栄養価が高い」「良質なタンパク質を含む」などと表現します。

 

必須アミノ酸がバランスよく含まれているかどうかを示す数字を「アミノ酸スコア」と呼びます。

豚肉、卵、牛乳、大豆などはアミノ酸スコアが「100」、つまり必須アミノ酸がバランスよく含まれています。

一方、白米のアミノ酸スコアは「61」、トマトは「51」、りんごは「56」です。

しかし、キヌアのアミノ酸スコアは、なんと「85」です。

必須アミノ酸をバランスよく含む優れた食べ物のひとつで、動物性タンパク質の代わりとなるとも言われています。

 

グルテンフリーのキヌアはアレルギーの方にも安心

良質なタンパク質、豊富なビタミンやミネラル、特に葉酸は葉ものにも匹敵するキヌアが、最近注目を集めていることがあります。

そのひとつがグルテンフリーであることです。グルテンは小麦に含まれるタンパク質で、パンや麺類をつくるときに欠かせない成分ですが、その一方でアレルギーの原因になります。

キヌアは「擬穀類」なので、グルテンを含んでいません。ですから安心して食べることができます。

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低GI値のキヌア

低GI値のキヌアは、肥満や糖尿病、脳梗塞や心筋梗塞などのリスク緩和が期待できます。

GI値は、簡単に言うと、何かを食べた後、血糖値が上昇する度合いを示したものですが、食後、血糖値が急上昇すると血管にダメージを与え、肥満や糖尿病、さらには脳梗塞や心筋梗塞などのリスクが高まります。

キヌアはGI値が低く、こうしたリスクを下げると期待されています。

 

エストロゲンが含まれる

植物性エストロゲン(大豆のイソフラボンと同じ成分)が含まれるキヌアは、更年期障害、骨粗しょう症、乳がんなどのなどのリスク軽減が見込まれる

さらに最近、キヌアには女性ホルモン(エストロゲン)に似た植物性エストロゲン(大豆に含まれているイソフラボンと同じ成分)が含まれていることもわかりました。

エストロゲンの減少によって起こる更年期障害、骨粗しょう症、動脈硬化、乳がんなどのリスクを減らす効果が見込まれます。

 

また脂質も、そのほとんどがコレステロールを抑える不飽和脂肪酸のリノレン酸、オレイン酸。抗酸化・抗炎症、抗肥満、抗糖尿病効果や皮膚の健康にも寄与することが期待されるなど、完璧なスーパーフードなのです。

スーパーフード・キヌアの効能は?

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