コロナウィルス

アクテムラとは、関節リウマチ等の治療薬である

2020/06/19

アクテムラとは

新型コロナウィルスの治療薬の一種として注目されている「アクテムラ」は、

日本で開発された唯一の国産生物学的製剤で、最先端のバイオテクノロジー技術

によって日本国内で製造されています。

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国内では、2005年6月に販売を開始し、点滴静注製剤では関節リウマチをはじめ6つの

適応症で承認を取得しています。、

海外でも2009年1月にヨーロッパで、2010年1月にはアメリカでも承認を取得し、使用されています。

 

「アクテムラ」は、インターロイキン6(IL-6)の作用を阻害する働きを持つ、抗体医薬品です。

IL-6は炎症に関与するサイトカインで、関節リウマチでは体内で過剰に作られ、炎症に由来

する様々な症状を引き起こしています。

「アクテムラ」はIL-6が結合する受容体に結合して、IL-6が受容体に結合するのをブロック

することで炎症に由来する様々な症状を抑え、関節破壊の進行を抑制し、日常生活の活動を改善します。

 

「アクテムラ」の効果には個人差がありますが、ほとんどの患者さんで一定以上の効果が認め

られています。

ただし「アクテムラ」は関節リウマチを根治させる薬剤ではありませんので、長期間にわたり

投与を継続する必要があると考えられています。

 

「アクテムラ」は他の生物学的製剤同様に免疫機能を抑制させることで炎症を抑える効果を発揮

するため、感染症にかかりやすくなることがあります。

通常、感染症にかかると発熱や血液検査で炎症マーカーが上昇しますが、「アクテムラ」は炎症を

強力に抑制するため、炎症がわかりにくくなります。

 

軽いかぜだと思って放置していると重症化することも考えられますので、かぜの症状(発熱、息苦

しさ、のどの痛み、咳、たん、鼻水など)を感じた場合は、例え軽度でも、すぐに医師にご相談

してください。

「アクテムラ」は点滴でも皮下注射でも投与可能な生物学的製剤です。

皮下注射は2週間に1度の間隔で、 点滴は4週間に1度の間隔での投与となり、

1回の点滴時間は1時間程度です。

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新型コロナウィルスに対する効果は?

現在、アクテムラの新型コロナウイルス肺炎を対象とした国内第III相臨床試験の実施について

進行中とのことです。

海外では、米国、カナダおよび欧州を含む世界における重症COVID-19肺炎の入院患者約330例を

対象として、アクテムラと標準的な医療措置を併用した場合の安全性および有効性などの実施を

ロシュ社が発表しています。

ロシュ社、重症COVID-19肺炎による入院患者を対象にActemra/RoActemraの第III相臨床試験を

開始(2020年3月24日プレスリリース)

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20200324170000_961.html

アクテムラ、重症COVID-19肺炎による入院患者を対象とした臨床試験の実施につき、ジェネンテック

社がFDAの承認を取得(2020年3月24日プレスリリース)

https://www.chugai-pharm.co.jp/news/detail/20200324170001_962.html

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