7 高血圧

適正な血圧を維持する方法

2018/09/28

適切な血圧とは

血圧が低すぎると、全身に血液を送り届けることができず、血液が届か

なくなった部分の組織は死んでしまいます。

立っていると、頭は心臓より上にあり、血圧が低い場合は、頭に血液を

届けられずに、脳が酸素不足になって、意識が失われます。

 

そこまでいかなくても、低血圧の人の中には、立ちくらみや冷え性、

肩こり、だるさ、食欲不振、寝つきが悪い症状がしばしば見られます。

低血圧症と呼ばれるこの症候群は、低血圧だから症状が出るのかどうかは、

よくわかっていません。

低血圧に由来する可能性などが考えられます。

 

血圧が高い場合は、すぐには症状は出ません。

しかし、血圧が高い状態が続くと、血管が傷ついたり、劣化したりします。

その結果、血管が硬くなり、さらに血圧が高まるという悪循環に陥ります。

やがて、脳梗塞や脳出血、心筋梗塞など、血管が破れたり、詰まったりして、

血が必要なところに届かない状態になるのです。

 

血圧は高すぎても低すぎても、体にダメージを与えます。

血圧の正常値は、「140/90mmHg未満」とされています。

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血圧調整の仕組み

血圧は、心臓から拍出される血液量と、末梢血管での血液の流れにくさで、

ほぼ決まります。

心臓が力強く、たくさんの血液を送り出すと、血圧は高くなります。

 

また、末梢血管での抵抗が強まり、末梢血管に血液が流れにくくなると、

なんとか血液を届けようとして、結果、血圧が上がります。

血液が体の隅々にまで届くように、心臓の血液を送り出す動きが強まり、

心拍出量が増えるからです。

 

心拍出量が減ると、逆に血圧は低くなります。

またなんらかの原因で血管が拡張すると、血管にかかる圧力が下がります。

このほかにも多少かかわっている要素があります。

 

血圧を調整している自律神経

血圧調整に深くかかわっているのが、自律神経です。

血圧は一日の内でも変化しています。

朝、目覚める少し前から、その日の活動に備えるように上がり始めます。

昼間、活動する時間帯は高いままですが、夕方から次第に下がり始めます。

睡眠中はさらに低くなります。

 

活動する時間に高く、休むときは低くなる、これが血圧の正常な状態です。

この体内リズムと自律神経は連動しています。

自律神経には活動的に動くときに優位になる交感神経と、休むとき、

食べ物を消化するときに優位になる副交感神経があります。

 

活動的に動くときは交感神経が活発になって血圧が高くなり、

休むときは副交感神経が優位になって血圧が下がります。

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血圧調整力を高める生活習慣

血圧を高すぎず、低すぎない、適切な状態に保つためには、体内リズムを

整えることが大切です。

 

夕方からはリラックスの時間にして、ゆっくりと落ち着いて、腹八分目

の食事をとり、ぬるめのお風呂に入って、副交感神経優位の状態に

導きます。

 

高血圧の人は、朝はすでに血圧が上がりすぎている危険があるので、

少しゆったりとした朝を始めます。

低血圧で午前中がしんどい場合には、朝、熱めのお風呂に入ったり、

しっかりとした朝食をとったりして、体を目覚めさせるようにします。

 

高血圧の場合も、低血圧の場合も、朝は太陽をしっかりと浴びて、

朝食もきちんと食べて、体に朝を伝えることが大事です。

汗をたくさんかいたり、尿の量が多かったりしたときに、水分を十分に

とっていないと、血液量が減少して、一時的には血圧が低下します。

しかし血液が濃くなると、流れが悪くなり、血圧は上がっていきます。

 

逆に水分が多すぎても、血管にかかる圧力が高まり、血圧が上がります。

夏は水分不足による脳梗塞が最も多い季節です。

水分の摂取は適切な量が重要です。

 

血圧調整力を高める食事

日本の食事は塩分が多いので、あえて塩分を多くとる必要はありません。

高血圧の人は極力塩分を控えるようにしましょう。

高脂肪、高コレステロールの食事も控えてます。

これらは血管が硬く分厚くなる動脈硬化を進行させますし、腎臓に負担を

かけます。

 

腎臓から余計な塩分を排出する役に立つカリウムをはじめ、カルシウムや

マグネシウムなどのミネラル類は、血圧調整に役立ちます。

 

青魚などに含まれる不飽和脂肪酸は高すぎる血圧を下げる効果があります。

これらはサプリメントではなく、食事でとりましょう。

肉類を控えて、魚を増やし、ナッツ類や豆類と野菜を豊富にとります。

アルコールは控えめにして、適量を守ることが大切です。

 

血圧調整力を高める運動

軽い運動をできれば毎日、少なくとも週に3日以上行うことは、

血圧が高い人にも低い人にも有効です。

強い運動は必要ありません。

少し速足のウォーキングや、エスカレーターの代わりに階段を使うと

いった程度の運動でも、こまめに行うことで、適切な血圧の維持に

役立つのです。

 

意識して血圧を適正に保つことを心がけて行動することが大切です。

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