1 健康長寿

自然治癒力を損ねないことが健康長寿 !

自然治癒力は遺伝子にプログラムされている !

人は本来、健康に長生きできる素質をもっています。

生物の進化の過程で、淘汰を繰り返し、飢餓に耐え、ケガを治し、

感染症を乗り越えて生き残ってきた遺伝子をもっています。

 

人の生存を脅かす要因は、時代や地域が変われば異なり、自然治癒力

という遺伝子のプログラムも長い時間をかけて獲得してきたのです。

しかし、人が過去に経験しなかった新たな脅威には、自然治癒力でも

克服できないこともあります。

 

血糖値の維持というプログラムもそうです。

人は、長く続いた飢餓状態を何度も経験して、血糖値を下げない仕組みを

獲得しました。

けれども飽食の時代になると、血糖値を上げないインスリンという

仕組みだけでは追いつかずに、生活習慣病を生み出しています。

 

さらに、人びとの生活で昼夜の区別があいまいとなり、睡眠時間が

不規則になったり、社会生活のストレスが増えることで、自律神経失調症や

PTSDなど、現代社会特有の病気が出てきています。

 

過去100年の間に、人の遺伝子が対応できる速さを超えて、食生活や

生活習慣が変化したことで、自然治癒力では対処できない病気を

生み出し、健康を害しているのです。

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自然治癒力とは

自然治癒力というのは、人の体に備わった様々な仕組みをいいます。

自然治癒力には、以下の3つの機能があります。

 

・恒常性(ホメオスタシス)

複雑にからみあった体内の様々な機能を統合し、一定の秩序を与える

仕組みです。

体温や血圧、血糖値、ミネラルバランスなどが一定に保たれ、

健康が維持されています。

 

・自己修復力

傷ついたり古くなった細胞や組織を修復したり、新しく入れ替えたり

する機能のことです。

 

ケガをして傷口が治るのも自己修復機能です。

この自己修復の機能を支えているのは、細胞の代謝です。

体が損傷すると、細胞は分裂して新しい細胞を生み出し、

損傷を修復します。

 

・自己防衛力(免疫力)

病原体や有害な異物などを退治する仕組みのことです。

血液中や組織に存在している白血球が免疫力の正体です。

 

白血球はマクロファージ、顆粒球、リンパ球、キラー細胞などの

免疫細胞から成り立っています。

たとえば、風邪はウイルスが体に入り込んで発病しますが、これらの

免疫細胞がウイルスを退治すると治癒に向かいます。

 

これらの3つの機能は、互いに連携しながら働いています。

この連携のための信号は、自律神経(脳)とサイトカイン(免疫系)、

そしてホルモン(内分泌系)の3つです。

 

健康長寿のポイントは、現代社会の便利な生活を楽しみながら、

自然治癒力を損ねない生き方をすることが大切です。

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