1 健康長寿

お茶を楽しみながら健康長寿

お茶に含まれる代表的な成分

お茶に含まれる成分の中で、アミノ酸類は旨味に関与し、

カテキン類は苦渋味に関与します。

また、カフェインは覚醒作用や利尿作用があることなどが知られています。

 

お茶の主な成分は次の通りです。

タンニン

お茶に多く含まれるカテキンはタンニンのひとつであり、お茶の渋味成分。

茶カテキンとも呼ばれる。玉露や抹茶には少なく、煎茶に多い。

高い温度で抽出されやすい。

 

アミノ酸類

テアニンを代表にアルギニン、アスパラギン酸など。

お茶の旨味成分。

温度に関係なく抽出される。

比較的低い温度で抽出すると、旨みが際立つ。

 

カフェイン

アルカロイドの一種で、覚醒作用や利尿・強心作用がある。

高い温度で抽出されやすい。

 

ビタミン類

ビタミンA、B1、B2、C、Eなど。

ミネラル類リン、カリウムなど。

 

この他にも、虫歯を防ぐフッ素やフラボノイドなども含まれており、

お茶は体に良い物質の宝庫ともいえます。

 

お茶に含まれる渋味のカテキンやカフェインは、80度以上の高い温度では

数秒で湯中に溶出しますが、低い温度(約40度)では数十分~数時間

かかって溶出します。

一方で旨味のテアニンは低い温度から溶出が始まります。

 

従って、低めの湯温で2~3分かけてゆっくりとお茶を淹れると

テアニンが先にお湯に溶出するために旨味が強くなります。

また、熱湯を注ぐとテアニンだけでなくカテキンやカフェインも

多く溶出するため、渋味が強く感じられるようになります。

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お茶は低い温度で淹れれば旨味が強くなる。

極端な話では、水や氷水で淹れる「水出し」を試してみてください。

水や氷水で淹れると、カテキンやカフェインはほとんど溶出しないため、

旨味が特に強くなります。

反対に、カテキンを多く取りたい場合は煎茶をあえて熱湯で淹れる

という方法もあります。

 

一般に、玉露や上質な煎茶は旨味を重視することから、

小さめの急須を使い、比較的低温のお湯でゆっくりと淹れます。

 

反対に、カテキンやカフェインが少ないほうじ茶、

テアニンが少ない番茶、茶葉の量が少ない玄米茶は、

熱湯を注いでも渋味は強くなり過ぎません。

大きめの急須やヤカンなどを使い、茶葉も多めにすることで、

かえって香ばしさやスッキリさといった魅力が出てくるのです。

 

お湯の温度調節は難しくない

80度や90度といったお湯の温度の調節は難しそうに思えますが、

そうでもありません。

季節や室温にもよりますが、100度の熱湯を陶器に2回移し替えれば、

その時の湯温は約80度になっていると考えるとよいのです。

 

重要なのは「水」

お茶を楽しむために欠かせないのが「水」です。

日本茶には硬度が低い「軟水」がよいということはよく知られています。

水の硬度はカルシウムやマグネシウムなどの含有度合いによって決まります。

一般的に、長い時間をかけて石灰質の地域を通過してくる欧米の水は

硬度が高くなり、短く急流の河川が多く地中の滞留時間も短い日本の水は

硬度が低くなります。

 

水の硬度が高いと、カテキンの溶出が阻害されて味が淡白になり、

お茶らしい味になりません。

反対に、硬度が低い水であればお茶の成分はバランスよく溶出します。

ミネラルウォーターを使ってお茶を淹れるときには、カルシウムや

マグネシウムなどの含有度が低いものを使うとよいのです。

 

水道水を使う場合は、あらかじめ一晩くみ置きをしておいたり、

ヤカンのフタを開けて沸騰させたりして、カルキ臭を抜いてから

使うのがおすすめです。

 

世界には多くのお茶がありますが、日本茶だけでも奥深い世界が

広がっていますね。

また味も種類も多種多様で、各地の歴史や風俗と密接に結びついて

いるお茶もたくさんあります。

 

旅行するときに、「お茶」をテーマのひとつとして、その土地のお茶を

楽しむのも旅行の楽しみになりそうです。

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